【一問一答】国民・玉木代表の不倫謝罪から見えた「原田龍二戦法」 ガチ恋告白と妻に関する発言
不倫が報じられた国民民主党の玉木雄一郎代表は、インターネット上に記事がアップされてからわずか3時間半後の午前9時半に謝罪会見を開いた。そこで目立ったのは、女性へのガチ恋告白と妻に関する発言。「妻に怒られた夫」という恥ずべき姿をさらすことで、有権者からの批判を和らげた印象だ。これは2019年に不倫が報じられた俳優原田龍二(54)の謝罪会見と同じ戦法だった。 【写真あり】国民・玉木代表の不倫相手は元グラドル 現在は「ムチムチボディー」 【一問一答】 ――女性と知り合ったきっかけ、いつから交際、なぜ引かれた? 地元の観光大使をされていて、さまざまなイベントでご一緒することがあった。(出会った)具体的な時期は覚えていない。交際はいつからというのは妻には全て話しておりますので、控えさせていただきます。妻子のある身でほかの女性に引かれたということは、ひとえに私の心の弱さだと思います。 ――家族は何と? 金曜日に報道が出るということを聞き、週末、家族としっかり向き合いました。長時間、話をしましたが「こんな大事な時に、政党の代表として何をやってんだ」と、妻からも息子からも厳しく叱責(しっせき)を受けました。同時に「国民民主党に期待してくれた多くの方は、103万円の引き上げを期待してくれて入れてくれたんだから、今回の騒動を挽回するためにも全力で103万円の引き上げやってこい」と、妻からも息子からも言われました。ただ、私がやったことは父として、夫として、許されない行動であることは間違いございません。一生かけて家族には謝り続けていきたいと思ってます。 ――倫理観が重要な中で、倫理を守れなかった人が国を引っ張っていけると考えるか? まさに妻から全く同じことを言われました。「一番近くにいる人を守れない人は国を守れない」。妻から厳しく言われた言葉の一つです。その言葉を改めて胸に刻み、反省をして、少しでも国益にかなう仕事ができるよう、政策が実現できるように、全力で取り組んでいきたいと思います。 ――衆院選の後、このような立場になったことで、高揚していたというようなことがあったか? はい。27日投開票で、28日とずっと寝てませんでしたし、正直ご指摘いただいたように、浮かれた部分があったと思います。それは本当に反省しなければいけませんし、戒めていかなくてはいけないと思っています。大変、冷静さを失った行動だったと反省しています。 ――自身は、代表という職は辞さなければならないという認識は持ち合わせているか。代表としてとどまってはいられない気持ちを感じているか? 党の公職、党の代表というのは、正式な手続きを経て、党の議員や党員サポーターに選ばれた地位ですから、私個人のものではありません。自分の意思がこうしたいから、こうしなければいけないというのは、それを基に判断すべきものではないと思っています。あくまで仲間の判断をしっかりと聞きたいと思っています。 ――選挙後の10月30日にも女性に会われている。キャスティングボートを握っていて、報道されたり、バレてしまったらという後ろめたさや怖さは感じていなかったのか? 10月30日の夜に会うことは妻にも事前に報告していました。ですから、やましい気持ちはありませんけれども、選挙の直後に妻子のある男性が女性と2人で会うことは、外から見たらどう考えても、いろんなご指摘を受けるのは当たり前ですので、その点については批判は甘んじて受けたいと思います。 ――女性とは男女の関係だったのか?それを妻はいつ知ったのか? 関係の詳細については、妻には全て話をしています。話したのは金曜日です。その上で、先ほど申し上げた反応があったという事ですので、プライバシーに関わることなので、詳細はここでは差し控えたいと思います。 ――10月30日の時点では、観光大使の方とお会いになるということを話されていた? 私の政治資金パーティーや街頭演説にも顔を出す人なので、妻も知っていましたので、この人といますよということは事前に。YouTubeライブをした後に出かけて、今からちょっと行ってくると報告していたので、確か(午後)10時ごろだったと思います。 ――党の代表を務めており、東京にいる時間も相当長く、その分、地元は妻が有権者の方との橋渡しになってこられた面もあるのかと思うが? あの…(涙をこらえ)私の妻はですね、日本一、この夫のために…地元を守ってくれる妻です。だからこそ、妻子ある身で、他の女性に好意を持ったという事実は、本当に申し訳ないと思っていますし、妻には謝っても謝り切れないと思います。この週末も時間をかけて謝罪いたしました。許してもらえないかもしれませんけれども、一生、謝罪を続けたいと思います。 ――他の女性の方とも関係があった? ございません。 ――7月の地元のホテルで一緒に泊まった時には妻には伝えた? 一緒に泊まることは言ってませんけれども、ホテルで会うことは伝えています。その時の話については全て妻に話しています。激しく叱責もされましたし、「何やってんだ」と言われた、というのが今説明した通りです。 ――今回の報道によって、政策実現にも影響があるかと思うが? 改めて、大きな期待を頂いた全国の多数の皆さんにおわびを申し上げなければなりません。私自身も努力をしますけれども、優れた仲間の力も借りながら、政策実現に向けて全力で取り組んでいきたいと思っています。 【「4WD不倫」原田龍二 大きなイメージダウンを免れる】 原田龍二は19年5月に、女性ファンと自家用車の4WD「ランドクルーザー」内で不貞行為に及んだ「4WD不倫」が文春砲で発覚。すぐに謝罪会見を開いた。会見では「性欲が強いのか?」と聞かれると「はい。強いです」と素直に回答。元女優の妻からは「治らない人。病気」「原田アウトォー」などと叱責されたことを明かすなど、恥を捨てて正直に答える姿が印象的だった。結果的に大きなイメージダウンを免れ、バラエティーでの活躍にもつなげた。