トランプ氏、港湾労使交渉で労働者側の主張支持する投稿
Lisa Baertlein Eric Beech [ロサンゼルス/ワシントン 12日 ロイター] - トランプ次期米大統領は12日、米港湾労働者と使用者側の交渉で争点となっている貨物作業の自動化について、自動化に反対する労働者側の主張を支持するとみられる投稿を自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で行った。 国際港湾労働者協会(ILA)と使用者団体の米海運連合(USMX)は10月3日、バイデン政権の多大な介入を経て賃上げについて暫定合意し、ILAはストを打ち切った。ただ自動化を巡って意見が対立しており、トランプ氏就任の5日前である1月15日に最終合意の期限を控えている。 トランプ氏は「(自動化によって)節約できる金額は、米国の労働者、この場合は港湾労働者にもたらす苦痛や害に遠く及ばない」と投稿した。同氏はこの前にILAのハロルド・ダゲット会長と面会していた。 トランプ氏はまた、デンマークのマースクや中国遠洋海運集団(COSCO)など外国の海運大手は米市場にアクセスできるおかげもあって過去最高の利益を上げていると指摘。「これら外国企業は、高額で常に更新を必要とする機械ではなく、わが港湾の偉大な男女に資金を使ってほしい」と記した。