京都祇園で見つけた最高のお篭り宿! 歴史が息づくホテル「そわか」
暖簾をくぐれば京都の新旧を体験できる、京都は祇園八坂にあるスモールラグジュアリーホテル「そわか」。築100年を超える建物をリノベした、古きよき世界にモダンな表情をとりいれた空間で、非日常な滞在をしてみてはいかがでしょうか。 モテる宿にはワケがある
京都の中心地、八坂神社のほど近くで100年もの歴史を刻んだ料亭が、見事な数寄屋橋建築を残したままリノベーション後に誕生したのが、「そわか」です。こちらの客室は本館11室、新たに増設された新館12室の計23室からなり、一室ずつコンセプトが異なる稀有な造りなんです。それでは早速、気になる館内をのぞいてみましょう。
ラウンジに隠された老舗料亭の史的“痕跡”を発見!
ラウンジスペースからおもむろに視線の先に捉えたのは、料亭時代に使われていたという井戸。当時厨房場所だったこの場所には、水を組み上げていた井戸がそのまま残されているんです。同スペースでは、地下室への入り口として使われていた階段も見ることができ、料亭時代の姿に思いを馳せる時間を過ごすことができます。
館内には4席のみのエクスクルーシブなカウンターBARも。ライトアップされた中庭を眺めながら、和の美しさとアルコールに陶酔するひとときはまさに格別のひと言。
京の匠が蘇らせた数寄屋建築がお見事!
今回は角材や板に独特の削り痕を残す、日本古来からの加工技術「名栗(なぐり)」を施した壁が印象的なお部屋へと案内していただきました。料亭時代に大広間として使用されていた場所を壁で仕切り、二つの客室へと変貌させたうちの一室だそうです。 大広間の厳かな雰囲気を払拭するためにあえて取り入れたという丸みのある名栗壁は、職人の技が光る名栗は、思わず見惚れる美しさ。格式を感じさせる雪見障子と、温かみのある名栗壁のコントラストが絶妙です。
晩は京都らしさ溢れるディナーに舌鼓
お待ちかねのディナーは、京食材を用いた日本料理をベースに、趣向を凝らした遊び心たっぷりの内容。彼女が喜ぶこと間違いなしの仕掛けまで用意されています。
京都を中心に、各地から取り寄せた美味をふんだんに盛り込んだ9つの小鉢が登場。お伺いしたのが冬期だったため、旬の蝦夷アワビや菜の花のおひたしなど、しんしんと庭に降り積もる雪を眺めながらいただくにふさわしい内容でした。