「単身渡米」してピアノ修行、世界的作家ヘンリー・ミラーと42歳差婚…!波乱万丈を生きる90歳《日本最高齢ピアニスト》が明かした「意外な夢」
91歳を目前に…「年上の旦那さんがほしいのよ」
まるで歴史のような驚愕エピソードを披露しつつ、彼女の冗談は歯止めがかからない。今年のゴールデンウィーク、車から降りたところで転倒し、生まれて初めての骨折を経験したときのこと。 ホキ「骨折は嬉しかったのよ。だってピアノ弾かなくて済むじゃない。ポッキリいっちゃったから、“ポキ徳田”に改名しようなんて言ってね」 マネ「この時はね、10日間ホキさんの家で寝泊まりしました。利き手の右手を骨折してしまったから、ずっとご飯を食べさせてあげていたんです。『あーん』なんてやったりしてね。するとある時、ふと見たらホキさんがテレビを見ながら左手でパンを食べているんですよ。いや~参りました。私の10日間返してよって(笑)」 ホキ「へへへ。私すごいよね。90歳だっけ? 今度91? なんか死にそうもないでしょ」 マネ「11月11日に誕生ライブがありますから。よろしくお願いしますよ。会場も抑えちゃっているんですから」 ホキ「それまでに死んだらまずいね。ハッハッハ。ところでさ、年上の旦那さんがほしいのよ。でも私の年上ってもうほとんど生きてない(笑)」 91歳の誕生日記念ライブは11月11日(月)、六本木バウハウスにて行われる予定だ。 華麗な演奏に豪快な笑い――10年後、100歳の現役ピアニストが見られるに違いない。
井上 華織(フリーライター)