【独占】スカーレット・ヨハンソン&チャニング・テイタムが、ウディ・ハレルソン演じる謎多きキャラクターを解説 映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
アポロ11号の月面着陸。その映像や写真が、実はフェイクだったのでは?というウワサをヒントに誕生した、映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。この度、ウディ・ハレルソンが演じるアポロ計画の米政府関係者モーに焦点をあてた特別映像が公開された。 本作の舞台となるのは1969年のNASA。宇宙開発競争でソ連に後れをとるアメリカは国の威信をかけてアポロ計画を立ち上げていたが、度重なる失敗により国民の関心は薄れていた。そこでアポロ11号が目指す人類初の“月面着陸”を国民的一大イベントにするためにある人物が動き始める。その人物こそ、ウディ・ハレルソンが演じる自称「ニクソン大統領の側近」であるモー。PRのプロ、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)に目をつけた彼は、ケリーをバーで待ち伏せて、豪快にカクテルを煽ると、NASAのイメージアップと“月面着陸のPR ”を彼女に依頼するのだが‥‥。 モーを演じるのは、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた、ウディ・ハレルソン。ハレルソンは『ラリー・フリント』で披露した実在のポルノ雑誌編集者の演技が高く評価され、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。近年では『ヴェノム』などでの鬼気迫る演技が注目を集めるベテラン俳優。 この度公開された特別映像では、ウディ・ハレルソンが登場し「私が演じたモーは(アポロ計画の)裏で暗躍する謎多き人物だ。権力をちらつかせる」と自身の役どころを説明する。米ソ間の宇宙開発競争の裏には当時の社会情勢が反映されている。第二次世界大戦の戦勝国同士であるアメリカとソ連は冷戦期を迎えると、両国の代理戦争とも称されるベトナム戦争が泥沼化。互いの技術力の優位性を示すために世界中を標的にすることができるロケットの開発を進め、これが宇宙開発競争に繋がった。長く続いた戦争により低迷するニクソン政権の支持率を “アポロ計画の成功”によって取り戻そうとする狙いもあった。 プロデュースも務めた主演のスカーレット・ヨハンソンは、モーの掴みどころのないキャラクターについて「特別な才能よね。温和なのに威圧的でもある」と説明。NASAの発射責任者コールを演じたチャニング・テイタムがすかさず「怖いほど」と強調する。 政府関係者を自称するモーが発令するのは、“月面着陸”のフェイク映像を撮れという重大ミッション。果たして世界が目撃したのはリアルかフェイクか。 映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』は、2024年7月19日(金)より全国の映画館で公開。
otocoto編集部