都内在住で現在パート勤務です。夫の年収が500万円ですが、専業主婦になるのは難しいでしょうか?
都内で生活する場合は、家賃や物価の面から地方よりも生活費がかかる可能性があります。都内で専業主婦になるには、夫の年収がどの程度必要なのか気になる方もいるでしょう。 今回は、世帯種類別の生活費から都内で専業主婦になるために必要な夫の年収を解説します。都内での専業主婦が難しい場合の対処法もご紹介しているため、参考にしてください。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
都内で専業主婦になるために必要な夫の年収
都内で専業主婦になるために必要な夫の年収の目安をご紹介します。ここでは、子どもの有無による支出の違いから確認します。 ◆都内暮らしで子どもなしの場合 東京都の令和5年度における「都民のくらしむき」調査によると、子どもがいない夫婦二人の世帯の1ヶ月の消費支出は31万6402円となっています。 その内訳は以下の通りです。 ・食費:8万7732円 ・住居:2万8783円 ・水道・光熱費:2万1313円 ・家具・家事用品費:1万3828円 ・衣類費:1万595円 ・保険医療費:2万580円 ・交通・通信費:3万3488円 ・教育娯楽費:3万9789円 ・その他:6万295円 以上から、年間で380万円程度の生活費がかかる可能性があります。手取りで380万円の場合は年収だと500万円程度となるため、仮に夫の年収が500万円であれば、専業主婦になれるかもしれません。 ただし、住居の部分には実家住まいの方や持ち家の方なども含まれるため、賃貸住まいの場合は上記にくわえて数万円程度支出が増える場合がある点に注意しましょう。 ◆都内暮らしで子どもありの場合 同調査による都内で子どもがいる世帯での1ヶ月の消費支出は37万998円となっています。その内訳は以下の通りです。 ・食費:10万6407円 ・住居:2万4887円 ・水道・光熱費:2万4611円 ・家具・家事用品費:1万3705円 ・衣類費:1万3897円 ・保険医療費:1万5742円 ・交通・通信費:3万7420円 ・教育費:4万420円 ・教育娯楽費:4万2186円 ・その他:5万1724円 以上から、子どもがいる世帯では、年間450万円程度の生活費がかかる可能性があります。手取りを450万円として年収換算すると600万円程度となります。 そのため、子どもがいる場合は、年収500万円だと都内で専業主婦は難しいかもしれません。また、子どもがいる家庭では、塾や習い事などで突発的に教育費がかさむことも考えられます。