スタントドライバーは50人参加! ライアン・ゴズリング主演「フォールガイ」規格外な舞台裏【本日公開】
ライアン・ゴズリングが主演を務める「フォールガイ」が本日8月16日から公開。規格外なスケールで撮影された本編映像と裏話が披露された。 【動画】名所・ハーバーブリッジを封鎖!「フォールガイ」本編映像 主人公は、大けがを負い一線を退いていたスタントマンのコルト・シーバース(ゴズリング)。ひょんなことからハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになったコルトは、撮影現場から突如姿を消したアクションスター、トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)の行方を追う羽目に。 重要な証拠を盗んだ悪党を追うコルトは、シドニーの名所・ハーバーブリッジの上でごみ収集車に引きずられながらも、持ち前のフィジカルと格闘スキルを駆使して決死の追跡を続ける。一方、コルトがそんなトラブルに巻き込まれていることは知る由もない元カノの映画監督ジョディ(エミリー・ブラント)は、カラオケバーでコルトの到着を待つも、一向に現れない彼に対し、すれ違う自身らの現状を表現するかのように、フィル・コリンズの往年の名曲「Against All Odds (Take a Look At Me Now)」を熱唱する。 お店の外の大通りでは、街を破壊しながら進んでいく車の中で争うコルトの姿が一瞬見受けられるが、当然気が付くわけもなくて……。アクション、ロマンス共に続きが気になる映像となっている。 このような大規模なシーンはスタジオなどでブルースクリーンを用いて撮影するのが通例だが、スタントチームは今回、実際のロケーションで撮影を敢行することにこだわった。その結果、全長約1149メートルのハーバーブリッジを封鎖して撮影を行ったという。 本撮影は限られた時間のなかで行う必要があったため、スタントチームのスタッフは車担当チーム及び特殊効果チームと密に連携を取りながら、事前に大量の時間を割いてさまざまなシナリオを想定した。また、ハーバーブリッジからシドニー市内までのシークエンスには50人ものスタントドライバーが参加しており「全員の安全を確保すること」と「開始ポイントへのリセット作業時に正確さを保つこと」が不可欠であったが、スタッフのたゆまぬ努力の結果、驚異のチェイスシーンが完成した。 なお、映像冒頭から映し出されるコルトがごみ収集車で引きずられているシーンは、ゴズリングが実際にスタントを行うことによってアクションシーンに信憑性を加えているのだが、撮影当時のことについてゴズリングは「朝6時にこのスタントの予定が組まれていたから、やっている最中はひどく疲れていたんだ。だから終わった後にすぐに帰宅して眠りについた。目覚めた時には『あれは奇妙な夢だったのか? それとも悪夢?』って混乱したよ」と冗談交じりに回顧している。