職場に「会議を長くする残念な人」がいるとき、仕事ができる人はどうする?
「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか? ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。 ● 論点を常に表示する フラットに議論をするために最もパワーがいるところ。 それは、「会議の論点がずれた場合は戻すこと」です。 関係ない話が続く、無駄に長い会議には「本来の論点」に戻す人がいません。 もっというと、みんな「論点がずれている」と気づいていたものの、社内のパワーバランスもあり言い出せなかった、というのが本音でしょう。 本来であれば議論のテーマがずれたタイミングで、バッサリともとの論点に戻すべきです。 しかし、これがなかなか難しい。ファシリテーターよりも上位の役職者が会議に出席していればなおさらです。 それでも、ここでファシリテーターが論点を戻せなければ、会議はあらぬ方向へ船を進めることになります。 いったいどうすればいいのでしょうか? 実は、とても簡単な仕組みで解決できるのです。 今話すべき会議の論点を常に表示する 対面の会議でも、WEB会議でも「常に会議の論点を表示する」。 これだけで、論点がずれても戻すことができるようになります。シンプルですが、非常に大切な仕組みです。 ホワイトボードを活用していれば、常に参加者の目に見えるところに現在の討議テーマを表示しましょう。 WEB会議であれば、ファシリテーターの画面の右上に、討議テーマを記載しておくなどで工夫ができます。画面共有で討議テーマを出し続けるのもいい方法です。 論点が常に表示されていれば、会議の論点がずれたときに「ここを見てください」と一声かけるだけで十分です。 討議テーマが文字で示されていれば、参加者はハッと気づきます。そして、簡単に本来のテーマに戻すことができるのです。 「文字に書いておく」という原始的な仕組みを使って舵を切る。 極めてシンプルですが非常に有効な手段です。 「誰が、何を、いつまでに」を決める 会議の最後に最も大切なことは「ネクストアクションを決める」ことです。ここをおざなりにしてしまうと、せっかくの会議が意味を成しません。 だからこそ、ファシリテーターは次のことを徹底します。 (本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)
西原 亮