三蔵法師、熱い生きざま 「漢劇WARRIORS」山形で23、24日公演
山形市を拠点に活動する「漢劇WARRIORS(ウォリアーズ)」(佐藤陽介代表)の創作公演「Again and Again Genjo(アゲイン アンド アゲイン ゲンジョウ)」が11月23、24の両日、同市民会館大ホールで開かれる。「西遊記」の三蔵法師として知られる、玄奘(げんじょう)三蔵の熱い生き様をダイナミックに描く。 劇団は山形南高映画演劇研究部のOBが中心となり活動。現在は30代8人が在籍し、持ち味のアクションを生かしたオリジナルの創作劇を中心に公演を重ねている。 今回は、テレビドラマで描かれたイメージとは異なる、チャレンジ精神にあふれた玄奘の実像に焦点を当てた。佐藤代表(37)が長年温めてきた原案を基に、作・演出の佐藤紀美さんが「人生をゲームのように楽しんでほしい」との思いから、ゲームの世界として描き、巧みな演出で「笑って泣ける熱い舞台」に仕上げている。 佐藤代表のアクション修業時代の同期メンバー「TEAM-43」の6人も参加。第一線で活躍するプロのアクションも見どころの一つだ。山形市内で4日に行われた初の通し稽古には、出演者らがそろい、立ち位置やせりふを確認しながら、より効果的な演出に向け意見を交わした。佐藤代表は「チャレンジする大切さを込めた作品。ぜひ子どもたちに見てもらいたい」と話す。
公演は23日が午後7時から、24日は午後2時から。チケットは前売り大人2500円、中高生千円、小学生以下500円(当日は各500円増し)。X(旧ツイッター)公式アカウント(@kangekiwarriors)で情報発信してる。