第6回マカオ行政長官選挙、唯一の候補者・岑浩輝氏が綱領発表
マカオは今年(2024年)五年に一度のマカオ特別行政区行政長官選挙イヤーを迎えている。マカオ行政長官はマカオの首長にあたり、今年の第6回行政長官選挙は10月13日に実施される予定。 9月28日、第6回行政長官選挙の立候補者による綱領発表及び質疑応答大会が中葡綜合體展覧館(中国・ポルトガル語圏諸国商業貿易協力サービスプラットフォームコンプレックス)で行われ、唯一の候補者である元・マカオ終審裁判所長の岑浩輝(サン・ホウファイ)氏(62)が登壇し、400人の選挙委員に施政方針を紹介するとともに、委員からの質問に回答した。
岑氏は綱領演説の中で、より良い暮らしを求める居民の願望を満たすことが施政の最大の目標であるとし、これを実現するための5つの施政コンセプトと4つの政策ビジョンを掲げた。 具体的には、重点的に取り組む5つの施政コンセプトが「行政能力と統治基準の強化」「経済の適度な多元的発展の促進」「国(中国)全体の発展へのさらなる統合と貢献」「教育・科学技術・人材制度の整備」「民生の保障と充実への努力」、4つのビジョンが「法治のマカオ」「活力のマカオ」「文化のマカオ」「幸福のマカオ」とした。 綱領の詳細資料(全40ページ/中国語で約1万2千字)は岑氏の選挙事務所のホームページ(https://www.shfsc-raem.com/)にPDF形式で掲載されている。