【POG】「いいものを持っている」良血馬フィヤールは20日京都で初陣(栗東発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 【馬体診断】G1馬2頭は本番直行!秋華賞の有力馬評価は!? 5日のサウジアラビアRCはアルテヴェローチェ(牡、須貝)が後方追走から直線一気でV。無傷2連勝で重賞初制覇を決めた。レースを振り返って、師は「ゲートは一番に出てくれたが、ジョッキーがうまく我慢をしてくれて、最後は馬場のいいところをうまく走らせられた」と鞍上の好騎乗を評価した。「馬はどんどん良くなっている。このまま無事なら朝日杯FS(12月15日・京都、芝1600m)が目標」とGⅠ獲りを意識した。 僚馬でサフラン賞を勝って無傷2連勝中のクリノメイ(牝)は引き続き佐々木Jで阪神JF(12月8日・京都、芝1600m)へ。 先週は藤原厩舎が5勝の大活躍。2歳馬はドラゴンウェルズ(牡)が5日の京都ダート1400mの新馬戦を、ロンドボス(牝)が5日の東京芝1600mの新馬戦を勝ち上がった。2頭はレース後に放牧へ。次走は未定。 次週の注目新馬も藤原厩舎から。フィヤール(牝、父リアルスティール、母ドバイマジェスティ)はアルアイン、シャフリヤールの異父妹にあたる良血馬。20日の京都芝1600mの新馬戦(牝馬限定)を坂井Jで予定している。田代助手は「いいものを持っている馬。ケイコではやるごとに反応が良くなって、動きも素軽くなってきた。まだ緩さは残るけど、程よい気合乗りで初戦から走ってくれそう。楽しみだよ」とデビュー勝ちを意識した。 小倉2歳Sを制したエイシンワンド(牡、大久保)、同2着のクラスペディア(牡、河嶋)は京王杯2歳S(11月2日・東京、芝1400m)を予定。 9月の中京で未勝利戦(芝1200m)を勝ったハイファイスピード(牝、宮本)はファンタジーS(11月2日・京都、芝1400m)を予定。 6日の東京新馬戦(ダート1600m)を勝ったマリブオレンジ(牝、福永)はカトレアS(11月23日・東京、ダート1600m)、僚馬で6日の京都未勝利戦(芝1400m)を勝ったランフォーヴァウ(牝)は赤松賞(11月17日・東京、芝1600m)を予定している。(馬サブロー栗東支局・塩手)