国内外のピッチで輝き放った日本のマエストロが指導者転身 J1ガンバ大阪の遠藤保仁コーチが語ったこの1年と今後のキャリア
J1・G大阪の遠藤保仁コーチが16日、サッカー教室で鹿児島に帰郷した。26年間の現役生活に終止符を打ち指導者に転身したこの1年間や、今後のキャリアについて聞いた。 【写真】サッカー教室で子どもたちとボールを追う遠藤保仁コーチ
-指導者1年目はどうだったか。 「トップチームの指導と分析、マネジメントなどを全体的に学んでいる。現役の時と違って、声を掛けるタイミングやどのように伝えるかということが勉強になる」 「選手を育てることが(チームの)結果に直結していくので、やりがいがある。全てが初めての経験ばかりで楽しい」 -来季の活動は。 「チームが勝つためにいろいろなことに気づき、それを伝えながら選手、監督をサポートしていきたい。今シーズンはそれなりにいい結果が出たので、来シーズンはタイトルが取れるようにしたい」 -今後の目標とビジョンは。 「大きな目標はその時その時に決まるものだが、指導者のライセンスは取りにいきたい。一人でも多くのいい選手を育てるために、一生懸命勉強する。選手から信頼を得られるような指導者になりたい」 -神村学園高の名和田我空選手が加入する。 「練習にも参加しに来てくれた。技術の高さやアイデアは優れたものがある。来シーズンから一緒に仕事をすることになるが、しっかりと彼の能力を伸ばしてあげたい。彼ももっと高いところを目指していると思うので、その手助けができればいい。非常に楽しみにしている」
-地元の子どもたちへひと言。 「まず楽しむことが重要。サッカーを通じて仲間を増やし、協力し合いながら何かを成し遂げるということを小さい時から学んでもらいたい。我空がプロになったように、より多くの鹿児島の子どもがJリーグや世界に羽ばたいていってほしい」 ■えんどう・やすひと 鹿児島市桜島出身。1998年に鹿児島実高から横浜フリューゲルス入り。京都やG大阪、磐田でプレーし、J1の672試合、日本代表152試合出場は歴代最多。44歳。
南日本新聞 | 鹿児島
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