【中三破たん問題】負債総額10億円と判明 債権者集会で「配当は現時点では全く返せない」 土地と建物の方向性は3か月以上全く決まらず… 青森県弘前市
RAB青森放送
今年8月に破たんした弘前市の中三の負債総額は精査したところ、10億円に上ることがわかりました。 今日債権者集会が開かれ破産管財人は一般債権者に対し「配当は現時点では全く返せない」と説明しました。 債権者集会には中三の松林社長や債権者およそ30人が出席しました。 破産管財人によりますと、破産債権として裁判所に届け出があったのは168件で、負債総額はおよそ10億円に上るということです。 集会では債権者に対して配当は現時点で難しいと伝えられました。 ★債権者 「一般の債権はもう返せないだろうという話はされました」 「(破たんに)至る経緯の話しだったりとか真相というか回答がうまく返ってこなかった印象でした」 創業128年の老舗百貨店・中三は8月に破産手続き開始を決定し、焦点となっている土地と建物の方向性は3か月以上たっても全く決まっていません。 破産管財人は処分して現金に換えることをめざしているとしています。 ★破産管財人 ほくと法律事務所 山内賢二弁護士 「一般債権者の方への配当は現時点では難しい状況だとお話させていただきました」 「不動産の換価というところも重要課題として進めていきたい」 次の債権者集会は来年3月4日、青森地方裁判所弘前支部で開かれます。