今夏の株価暴落では買うより様子見が多数派に! 日経CNBCがアンケートを実施
34年ぶりに日経平均が史上最高値を更新したのに続き初の4万円乗せを達成した日本の株式市場だったが、為替相場が円高に転換したほか、日銀が超緩和策から金融の正常化に動いたことで、あのブラックマンデー以来となる史上2番目の下げ幅を記録する下落相場となった。新NISAの導入で初めて株式投資を行った人も多いとみられ、不安に思う投資家が多いことだろう。 そうした中、日経CNBC(東京)は、現役の投資家である10代~80代の視聴者155人を対象に8月1日~8月6日に「今夏の下落局面の対応策」に関するアンケート調査を行った。 それによると、夏の下落局面においてどう対応したかと聞いた(選択肢は「積極的に買い増ししている」「先行き不透明で静観している」「損失計上を迫られ、動きにくくなっている」「投資対象を変更している」「特に影響は受けていない」「その他(具体的にお書きください)」の6つ)ところ、最も多かったのは「先行き不透明で静観している」(41.9%)だった。一方で「積極的に買い増ししている」との回答は25.8%で、「特に影響は受けていない」は9.0%に過ぎない。 調査の結果を踏まえると、今回の急落相場においては、チャンスとばかりに突っ込みを買うことはせず、様子見した投資家が多かったようだ。