ダービーで途中出場から劇的同点弾のA・コレア「シメオネに言ったんだ。どれだけ頑張っても控えだと強い気持ちを保てないと。それでも僕は…」
29日のラ・リーガ第8節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのレアル・マドリー戦を1-1のドローで終えた。同点ゴールを決めたFWアンヘル・コレアは試合後、満足感を表している。 アトレティコ最高のスーパーサブが、またも結果を残した。アルゼンチン人FWは0-1ビハインドだった70分に途中出場。すると試合終了間際、DFハビ・ガランのスルーパスからレアル・マドリーのDFラインを突破し、GKティボ・クルトワもかわしてからネットを揺らした。 今季、88分から出場して92分にゴールを決めた第2節アトレティック・クルブ戦(1-0)に続く2得点目を決めたA・コレア。元アトレティコDFフアンフラン氏も参加したスペイン『DAZN』とのインタビューでは、次のように語っている。 「シメオネは僕というスーパーサブがいて安心している? そう考えているかは分からないけど、また同じことが起きたね(笑)。この試合を落とさずに済んで、うれしいよ。サポーターには勝利をプレゼントしたかったけどね。チームは良い調子だし、このまま進んでいけたらと思う」 2015-16シーズンからアトレティコに在籍するA・コレア。新加入選手たちにレギュラーの座をつかみ、自身がスーパーサブであり続けることには、葛藤もあるようだ。 「この前、シメオネに説明したんだ。強い気持ちでいるのが難しいときもあるって。長年ここにいて、プレーすること、ピッチに立つことをいつも望んでいるのに、さらなる苦労を強いられているみたいだって……。だけど、僕は自分がどこにいるのかを自覚している。これまでだって誰もプレゼントなんかくれなかったし、だからこそあきらめることはしない。自分を信じてくれているチームメートのためにもね」 「5分間や10分間でも、自分がチームを助けられることは分かっている。うまくいくときもいかないときもあるけど、いつだって挑戦するんだ。今日は満足してスタジアムを去ることができる。ラストプレーでゴールを決めてチームに力になれた。試合を落とさずに済んだんだ。そうできていなかったら僕たちにとって、とても辛い一戦になっていただろうね」