冬眠直前、クマ被害に注意 岩手、企業対象に研修会
冬眠前のクマによる人身被害を防ごうと、岩手県雫石町の職員が6日、同町の「盛岡セイコー工業」で研修会を開き、予防対策やクマ撃退スプレーの使い方を指導した。同社は林に囲まれた場所にあり、例年周辺にクマが出没するという。 同町職員で農林水産省の鳥獣被害対策アドバイザーを務める谷崎修さん(45)は「音が出るものを持ち、遭遇しないようにすることが重要」と強調した。遭遇した場合には「刺激せず静かに後退したり頭や顔を覆う防御姿勢を取ったりしてほしい」と説明した。 社員は、5メートルほど先にクマが現れた想定で、撃退スプレーの使い方も体験した。