バレンズエラさん死去、山本昌さん追悼メッセージ「スクリューボールを教えて頂きました」「私の人生を変えてくれた方」
メジャーリーグで通算173勝を挙げたドジャースの伝説的左腕フェルナンド・バレンズエラさんが22日、死去した。63歳。 ◆山本昌さん、追悼「スクリューボールを教えて頂きました」【写真】 メキシコで12人兄弟の末っ子として誕生。19歳の若さでメジャーデビューすると、2年目の81年には13勝を挙げて史上初の新人王とサイ・ヤング賞。同年のワールドシリーズでも第3戦で完投勝利を挙げ、ドジャースはワールドチャンピオンに輝いた。くしくも今年のワールドシリーズは同年以来、大谷翔平ら擁するドジャースとヤンキースの対決となる。 ラテン系の多いロサンゼルスで「フェルナンド・マニア」と呼ばれる社会現象を引き起こし、86年には21勝を挙げて最多勝。背番号34はドジャースの永久欠番となった。 後に入団した韓国人の朴贊浩(パク・チャンホ)や日本人の野茂英雄ら、多様性を先取りしてきたドジャースの歴史における象徴的な選手でもあった。 この訃報に、同じ左腕としてスクリューボールを決め球とした山本昌さん(59)もX(旧ツイッター)で追悼メッセージを発表。「1988年ベロビーチキャンプでバレンズエラ氏にスクリューボールを教えて頂きましたが、全く投げれませんでした。その後、試行錯誤してマスター出来ましたが、きっかけをくれたのはバレンズエラ投手でした」と、若手時代に中日と業務提携していたドジャースに野球交換留学した時の逸話を記し「私の人生を変えてくれた方。ご冥福をお祈りします」と追悼した。(写真はAP)
中日スポーツ