イケメンすぎると評判のライダー俳優・甲斐翔真 ミステリアスな悪役演じる
イケメン俳優の登竜門として毎回、新シリーズの出演者への注目が集まる「平成仮面ライダー」。近年のライダー出身俳優では、佐藤健や菅田将暉、福士蒼汰などの活躍が目覚ましい。 10月2日より放送が始まった『仮面ライダーエグゼイド』は小児科医が仮面ライダーに変身し、ゲームウイルスと戦うという、今までになかったコンセプトが話題を呼んでいる。ライダーを演じる若手俳優たちの初々しくも正義感に満ちあふれた熱い演技もさることながら、ひときわ気になるのが悪役のゲームウイルスを操る謎の男「パラド」。個性的で派手なファッションに身を包んだ185センチの長身と端正な顔立ちで不敵な笑みを浮かべるパラドに扮するのは、2015年にデビューしたばかりの甲斐翔真(19)だ。
まさか俳優になるとは、思ってもみなかった
甲斐の芸能界入りは、16歳のときに原宿で現在所属する事務所にスカウトされたのがきっかけだ。 「小学校1年生から高校を卒業するまで、ずっとサッカーをやってました。小学生の頃はわけもわからずにサッカー選手になるって夢を語っていたんですけれど、もっとすごい人たちがいて、だんだん自分のレベルがわかってきました。それからはとくに夢はなく、将来は普通に大学に行って、どこかの会社で働くんだろうなと漠然と思っていました」 母親が同じ事務所に所属する福山雅治さんのファンだったので、何の抵抗もなく「やってみれば」と背中を押してくれた。それでも俳優になることを全く視野に入れていなかっただけに、即座に納得はできなかった。しかし、事務所の説得と先輩たちの出演する映像作品やミュージカルを観て、ぼんやりと面白いかもしれないと感じ、挑戦してみる気になったという。 初仕事は2015年に発表されたサッカー日本代表の新ユニフォームのネットCM。一瞬しか映らず、セリフもなかったにも関わらず、生まれて初めて立った大きなカメラの前には、緊張のあまりガタガタ震える自分がいたと話す。台本のある仕事は、映画『写真甲子園』での出演が初となる。 「セリフはストーリーを追っていくと自然と頭に入ってきましたが、常にこれでいいのだろうかと思いながら演じていました」 戸惑いながらも監督の指導を受け、臨んだ初出演映画の撮影を終え、新たに舞い込んだのが、『仮面ライダーエグゼイド』への出演だった。