21年続いた、「吉田類の酒場放浪記」のオープニング曲が新たな曲に、作曲したのは高田漣、10月7日放送でお披露目
酒場詩人の吉田類さん(75)が出演するBS―TBS「吉田類の酒場放浪記」(月曜午後9時)で21年間使われてきたオープニング曲「Egyptian Fantasy(エジプトの幻想)」が10月7日放送回から音楽家・高田漣(51)が作曲した新たな曲に変わることが明らかになった。 曲を手がけた高田の父親は日本を代表するフォークシンガーで2005年に他界した高田渡さん。渡さんは「酒場放浪記」の第1回放送で紹介された東京・吉祥寺の「いせや総本店」で偶然、客として映り込んでいたこともあり、吉田さんとも交流があった。渡さんの長男の高田も幼いころ、吉田さんと会ったことがあるという縁深い関係だ。 新たなオープニング曲により、オープニングを彩る映像も一新され、番組は新時代の幕開けを迎える。30日放送回では吉田さんと高田の対談も放送される。 吉田さんは「(新たな曲は)番組にすごく合っていると思いますね。メロディーが覚えやすくて、漣さんが少しおっしゃっていたチンドン屋の雰囲気もよく出ています。どこか昭和のムードが漂い、場末感も少し感じられます。まるで大きなテントの中のサーカス小屋で聴くような、想像が広がる曲です。漣さんとはご縁があり、まさに曲作りをお願いすべき方だったと思います」とコメントを寄せた。 高田は音楽家としての活動のほか、アーティストのプロデュースや、映画、ドラマ、CMなどの音楽を多数担当。17年に第59回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞し、22年にソロデビュー20周年を迎え、活動の幅をさらに広げている。
中日スポーツ