まさに“無双状態”の仲野太賀の躍進が止まらない…『あまちゃん』で話題になっていた「大物の予感」
ドラマや映画のリリース情報を見ない日がないと言っても過言ではないのが仲野太賀だ。 現在、放送中の連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)で、ヒロイン・伊藤沙莉の夫・優三役を好演。昨年、ディズニープラスで配信された宮藤官九郎企画・監督・脚本の『季節のない街』(テレビ東京)は4月期のドラマとしてオンエア中。’26年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』で主人公の豊臣秀長を演じることが3月に発表された。 【画像】すごい…!ラブラブ手繋ぎデート中の仲野太賀と森川葵のツーショット画像 「それだけではありません。7月期には、クドカンが脚本を務める『新宿野戦病院』(フジテレビ系)で小池栄子とW主演。今年11月に公開予定の映画『十一人の賊軍』でも山田孝之と太賀がW主演を務めることが発表されたばかりです。ここまでの活躍を誰もが予想していたかの如く、業界では、自分がいつ何の作品で仲野さんに注目したかを競うようなトークが連日繰り広げられているところです(笑)」(テレビ誌ライター) 芸名が「太賀」時代に、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(’13年上半期)に出演し、評判になった頃から注目していた人たちにとっては、確かに自慢かもしれない。 「薬師丸ひろ子さんのバーターとして劇中で女優デビューする“あまちゃん”こと黒川アキ役ののん(能年玲奈)さんが何十回もNGを出すシーンでフロアを担当するAD役だったのが彼でした。少ない出演時間の中で、顔芸ともいえる表現豊かな演技にスタッフたちも驚いたそうです。当時は、彼が中野英雄の息子だと知られていませんでしたが、『彼はきっと大物になる』と話題になっていました。 昨年4月、朝ドラの『あまちゃん』(’13年上半期)が再放送されていたとき、顔を見て声をあげた視聴者の方は多かったと思いますよ。リアルタイムでスルーした方たちも再放送ではSNSを賑わせていましたね」(同) SNSといえば、“1周回って”、「仲野太賀ってチョロ(俳優・中野英雄のニックネーム)の息子だったんだ」という声が多くあがり、そのことを取り上げたネットニュースが話題になったのは、つい最近のことだ。 「中野が、太賀の情報をSNSで拡散していることは有名だったのですが、『仲野太賀ファンのおじさん』としか思っていなかったフォロワーが多かったようです。太賀は’22年7月期のドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の番宣で『スッキリ』に出演した際、自分がSNSをやっていないことと、中野が熱心に発信していることは明かしていたのですが、そこでも『父親』だと思っていなかった視聴者が多かったようですね」(ワイドショーディレクター) 『初恋の悪魔』といえば、演出は水田伸生氏。『ゆとりモンスター』を演じ、太賀を一躍、有名にしたドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)の演出も水田氏で、脚本はクドカンだった。 「いまや太賀はクドカン作品にはもちろん、日本を代表する脚本家や演出家から“御指名”を受けるトップ俳優に育ちました。また、福田雄一氏が脚本・演出を手がけ、やはり映画化もされた’18年10月期のドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)でも、太賀は矢本悠馬を舎弟にしたツッパリ高校生を好演しています。 いわゆる憑依型の演技派であることに加え、童顔で168㎝と人気俳優の中では小柄なので、いわゆるイケメン俳優たちと一線を画す幅広い役を自然に演じられるというメリットもあります。実は『十一人の賊軍』でW主演する山田孝之は、太賀がもっとも尊敬する俳優として名前を挙げています」(映画情報誌編集者) 父・中野のX(旧Twitter)には『十一人の賊軍』が11月1日に公開決定したことがポストされ、続けて「楽しみ~」と記されている。『虎に翼』は「虎翼」と省略し、息子が公開生放送に出演した5月25日の『土スタ』(NHK)もリアタイポストしている。 いまや二世俳優のトップともいえる仲野太賀。良好な関係の父・中野英雄の息子愛に溢れるXと共に活躍を見守りたい。
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