公開手配されていた村田徹容疑者（提供：大阪府警）

　大阪市中央区でロレックスの腕時計172本を含む200本以上の腕時計を配送車ごと盗まれた事件で、大阪府警は17日、公開手配していたリーダー格の男を逮捕したと発表しました。 　窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定・自称アルバイトの村田徹容疑者（52）で、今年5月、大阪市中央区で、ロレックスなどの高級腕時計203本、約2億8000万円相当を配送車ごと盗んだ疑いがもたれています。 　事件をめぐっては、六代目山口組系組員の大西真也容疑者（52）ら2人が逮捕され、16日、村田容疑者が公開手配されていました。 　大阪府警によりますと、村田容疑者はリーダー格とみられ、配送車が乗り捨てられていた現場付近の防犯カメラには村田容疑者らが配送車の荷物を別の車に移しかえる様子が映っていたということです。 　村田容疑者は16日に公開手配されてましたが、午後7時50分ごろ、新潟県内の公衆電話から「公開手配されている、出頭したい」という内容の110番通報があり、午後8時すぎに妙高市内で村田容疑者の身柄が確保され、午後10時すぎに新潟県内の警察署で逮捕されました。 　大阪府警は村田容疑者の認否を明らかにしていませんが、他にも運搬役など共犯者がいるとみて詳しく調べています。