人気バンドの元ベーシスト 発熱で病院受診もまさか 死亡率60%の病気と判明、救急搬送され入院していた
昨年3月、人気ロックバンド「アイビーカラー」を脱退した、ベースの碩奈緒さんが10日、自身のX(旧ツイッター)を更新。大病を患ったことについてつづった。 【写真あり】左側端が見えない…視野欠損で人気バンドマンが活動休止 検査の結果は 碩さんは2日、約2カ月ぶりにXを更新すると「実は、劇症型心筋炎という病気にかかってしまい入院をしています」と告白。10月8日に高熱を出し病院を受診するも新型コロナは陰性で、翌9日には嘔吐(おうと)の症状も出たことから、再び病院を受診したところ、救急搬送されたという。 救急車で搬送されている間、心停止に陥るなど事態は深刻に。「次の日に大学病院に搬送され、心臓にチップを入れる手術など3回ほど手術を受け、ICUで過ごすことになります」と明かし、10月20日ごろまで意識を失っていたことを伝えた。 目が覚めるも「誤嚥対策の為お水も飲むことができません。(今でも声は囁き声しか出せません)」「身体は寝たきりだし、夜も眠れない」とつらい日々。4日後「CCU(循環器専門の集中治療室)」に移動するも水すらも飲めない絶食生活が続いたそう。 その後、少しずつ食べ物を口にし、リハビリも開始。CCUを出て、大部屋の入院生活を送っていることなどを投稿した。 碩さんは10日、改めて「今回私がかかってしまった病気、劇症型心筋炎は死亡率20~60%のとても怖い病気。自分の生命力と先生達に本当に感謝しています。もし2日連続で病院に行ってなかったら自宅で亡くなってたかもとか、心臓がほとんど動いてないとか、手術しても持ち直さない可能性もとか、心臓移植の話とか、たくさん怖いワードも聞きました」とポスト。「誰でもかかる可能性のある病気で、原因ははっきりしてないんやけど、私が助かったのは熱が出て病院に行ったから。やから、自分の体調に異変を感じたら無理せずに病院に行ってほしいです。これが私の伝えたいこと…!」と呼びかけた。 アイビーカラーは2016年から大阪で活動しているロックバンド。23年6月に、碩さんを含むメンバー3人が脱退し、現在はギターボーカル・佐竹惇のソロプロジェクトとして活動している。21年リリースの楽曲「街角のラプソディ」はテレビ東京「ゴッドタン」「モヤモヤさまぁ~ず2」のエンディングテーマとして使用されていた。