(写真：朝鮮日報日本語版)

　【NEWSIS】歌手イ・ヒョリが、過去に対する母親の謝罪に涙を流した。 　旅行バラエティー番組『お母さん、私と二人きりで旅行する？』（JTBC）では6月30日、旅行に出掛けたイ・ヒョリと母親の深い話が放送された。 【写真】イ・ヒョリ　あふれるオーラと自信と美…グラビア公開

　イ・ヒョリは「心の傷をはっきりと知った。お父さんのせいだと思っていたけれど、お母さんのせいだった」と打ち明けた。「幼いころ、お母さんがわたしを連れていってくれればいいのにと思った」ということだ。 　しかし、イ・ヒョリの母親チョン・ギスンさんは「わたしには当時、能力がなかった。どうやってお父さんなしで4人を養い育てることができるのか」と問い返した。イ・ヒョリは「その点が嫌だった。その点がわたしを今まで悲しませている」と対抗した。 　イ・ヒョリはその後、制作スタッフとのインタビューで「お母さんは、わたしが受けた傷よりはるかに大きな痛みを黙って隠して生きてきたんだなと思った」と告白した。

　イ・ヒョリは自分と旅行を楽しんでいる母親を見た後、「お母さんと30年間離れていたので、してあげられなかったことが多くて後悔している。お母さんがとても喜んでいるのを見て、『わたしはすごく無関心だったんだな』と思った。それに『わたしはどうしてこんなにダメだったんだろう』という思いもした」と説明した。 　母娘で並んで寝ようとしていたとき、チョン・ギスンさんはイ・ヒョリに「お母さんとお父さんが全部ごめんね。お母さんがお父さんの分まで謝るよ。わたしの娘として生まれてきてくれてありがとう。あなたがいなかったら、お母さんは何の意味もなかった」と話した。