ILから復帰の鈴木誠也が27日ぶり「2番・右翼」 パイレーツは全米注目の新人スキーンズが先発
◆米大リーグ パイレーツ―カブス(11日・米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク) 右脇腹の張りで負傷者リスト(IL)入りしていたカブスの鈴木誠也外野手が11日(日本時間12日)、敵地のパイレーツ戦で「2番・右翼」で先発出場。同箇所を痛めた4月14日マリナーズ戦以来の復帰となった。 10日間のILだったが、意外に時間がかかった。9日には3Aアイオワで調整出場し3打数無安打に終わるも10日にメジャーに合流。同日の試合では出場せずに試合を見守っていた。IL入りするまでの15試合に59打数18安打、3本塁打、13打点。打率3割5厘でチームをけん引していた。 この日のパイレーツの先発投手は昨季全体1位指名されたポール・スキーンズ。198センチ107キロの巨漢から繰り出す直球は100マイル(約161キロ)を超え、今季3Aで27回1/3で45奪三振。防御率0・99と圧倒していた。 アマチュア時代は空軍士官学校で投手、捕手、打者として“三刀流”で活躍。名門ルイジアナ州立大ではカレッジワールドシリーズ優勝の立役者となった。契約金920万ドル(約14億円)はドラフト史上最高額でパイレーツ入りした。 注目度はデビュー14Kをマークした2010年のスティーブン・ストラスバーグ(元ナショナルズ)に匹敵するとされる。この豪腕に鈴木がどんなバッティングを見せるか興味は尽きない。
報知新聞社