武藤はチェルシー移籍を決断すべきか否か?
名将、モウリーニョは、ハードな守備貢献を厭わない武藤のような選手が好みだ。 すでにいくつかの武藤に関するコメントも紹介されているが、実際には、どこまで武藤のプレーヤーデータを知って発言しているのかも不明。世界最高峰指揮官の一人であるモウリーニョのサッカーを知るだけで意義があるのかもしれないが、チェルシーの左ウイングには、ベルギー代表のエデン・アザール、他にもブラジル代表のウィリアンや、オスカルがいて、コロンビア代表のファン・クアドラードまで揃っている。 しかも、ブラジル代表の攻撃的MFである19歳のネイサンの獲得報道が流れるなど、レンタル中の選手を含めれば、フォワード陣は分厚く、武藤が割って入る余地はない。 チェルシー移籍を決めた場合、城さんの見方のようにレンタルされることが濃厚。 実際、チェルシーの保有選手の30人ほどが友好関係のあるオランダやフランスのクラブへレンタルされプレーしている。レンタル移籍の場合、武藤がそこで本当にチャンスを手にすることができるのか?競争に打ち勝つことができるのか?チームにフィットできるのか?などという未知の部分が多い。 日本の企業であるヨコハマゴムがチェルシーのスポンサーとなったため、その関係が、武藤へのオファーと直結していると懐疑的なメディアも少なくない。 それでもハリルホジッチ監督が数々の注文をつけたJリーグでプレーするよりも「レンタル移籍になろうが、激しい球際の強さを求められる海外でプレーした方が成長できる」とチェルシー移籍を薦める声があることも事実。チェルシーに行くべきか、行かざるべきか。返答期限も迫っている。 武藤は、果たしてどんな結論を出すだろうか。