「彼の領域に足を踏み入れた者はいない」「ベーブ・ルースを置き去りに」米老舗メディアが大谷翔平を“年間最優秀男性アスリート”に選出
日本人スターの表彰ラッシュが止まらない。 現地12月30日、米老舗スポーツメディア『The Sporting News』は、「2024年の年間最優秀男性アスリート」を発表し、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が選出された。記事内では、投打二刀流の先駆者であり、“野球の神様”とも称されるベーブ・ルース氏を引き合いに出しつつ、「彼を置き去りにした」と絶賛している。 【動画】MLB公式が厳選!大谷翔平の24年シーズンハイライト 今季は、出場159試合で打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036と圧巻のハイアベレージを記録し、本塁打と打点のリーグ二冠を達成した大谷。前人未到の「50-50」を成し遂げると、さらに自身初のワールドシリーズ(WS)制覇、2年連続3度目の満票MVP受賞など、驚異的な活躍で米球界を震撼させた。 同メディアは、「信じられないことだが、ショウヘイ・オオタニがベーブ・ルースを置き去りにしようとしている。いや、言い直そう。ショウヘイは、ベーブを置き去りにしたのだ」と強調。「ナ・リーグ誕生以来、2万人以上のメジャーリーガーがプレーしているが、彼の領域に足を踏み入れた者はいない」とも綴っている。 また、右肘手術の影響で打者に専念した今季は、3月のシーズン開幕直後、元専属通訳・水原一平氏の違法賭博問題が発覚するスキャンダルに見舞われた大谷だが、記事内では、「屈することなく、前例のないパフォーマンスを披露した」と称賛のコメント。技術力だけでなく、そのタフな精神力にも驚きを隠せないようだ。 新たな勲章を加え続ける日本の偉才。来年以降も彼の一挙手一投足から目が離せない。 構成●THE DIGEST編集部