こっちのけんと、兄・菅田将暉&弟・菅生新樹の3人でのラジオ共演を熱望 活動の原動力は“自慢の息子”になりたい想い
今年5月リリースの「はいよろこんで」の総再生回数が100億超えするなど、ブレイク中のアーティスト・こっちのけんと。兄に俳優で歌手の菅田将暉、弟に俳優の菅生新樹を持ち、先日のテレビ番組で菅田の弟であるからこそ経験した“苦悩”を明かしたことでも話題だ。そんなこっちのけんとが、10月13日(日)放送のTBS系バラエティー『この歌詞が刺さった!グッとフレーズ』(後9:00~10:48)に初出演。収録直後の本人に、出演した感想や曲がヒットしている反響、兄弟について、今後の野望を聞いた。 【動画】こっちのけんと、“菅田将暉の弟”としての苦悩を告白 ■刺さるのは“人の内面”が出ている歌詞 番組は「心に刺さった歌詞」に注目し、名曲の魅力を再発見する歌詞特化型の音楽番組。加藤浩次がMCを務め、アーティストゲストに小渕健太郎(コブクロ)、矢井田 瞳、こっちのけんと、岡崎体育、ゲストに阿部亮平(Snow Man)、飯尾和樹(ずん)、岡田結実、川村エミコ(たんぽぽ)、土田晃之が主演する。 ――バラエティー番組への出演は珍しいと思いますが、出演を決断したきっかけや収録の感想は? こっちのけんと:僕も歌詞にこだわりがあり、もともとこの番組は好きなこともあって、参加してみたいと思いました。場の会話を楽しみながらも、大学のオープンキャンパスに行っている感覚でした(笑)。 ――けんとさん的に刺さる歌詞のタイプの方向性は? こっちのけんと:表現が難しいですけど“文句”でしょうか。「いやそれはこうだろう」とか「俺はこう思っていたのに、なんで?」みたいな、自分の弱さや悩み、本音が出ていて、「この人が歌わないと意味がなさない」ような、人の内面が出ている歌詞が好きです。 ――ご自身が歌詞を書くときも、そういうことを意識しているのでしょうか。 こっちのけんと:そうですね。僕の曲にしかならないようなものを出したいと思っています。 ――どんなときに歌詞を考えられるのでしょうか? こっちのけんと:精神的に落ち込み気味なときですね(笑)。「落ち込んでいる」と感じている段階ではまだ客観的になんです。「もう本当に嫌だ!」となって叫びたくなるようなときにパソコンを開いてボイスメモも立ち上げ、どんなモヤモヤを抱えているかを実際に言葉として発しています。あくまで“ひとり言”ではなく、話し手と聞き手を分け、自分で自分の相談に乗ってもらいながら歌詞を作っていきます。 ――番組では「はいよろこんで」の歌詞について、本人解説のコーナーがありました。リスナーの解釈を聞くのはどうでしたか。 こっちのけんと:自分の考えていることと真逆だったら怖いと思っていましたが、伝わっている軸はちゃんとある喜びを感じられました。作ったのは僕でみなさんは聴いてくれているだけなのに、そこまで理解していただけてるんだと、とてもうれしかったです! ――一般の方の分析力がすごいですよね。 こっちのけんと:すごいですよね! 熱心に聴いてくれているんだなって思いました。だからこそ下手なもの作れないし、力を抜いたり手を抜いたりしたらバレるのだろうなって感じました。 ――言葉を選ばず恐縮ですが、病んでいることを明るく語れるのはなんとも言えないですね。 こっちのけんと:僕も最近ではありますが、それこそ「はいよろこんで」の歌詞を受け入れてくださっている方たちの声が力になって、表立って言えているのはあります。