米国で再び沸き上がる「イチロー」コール 「真のヒット王で、すでに伝説」満場一致の殿堂入りが確実視
■史上唯一、10年連続で200安打以上 「さあ、みなさん! 日本と米国で4367本の驚異的なヒットを記録した男に投票しない人がいたとしたら、その理由は一体何でしょうか?」(スタークさん) イチローは史上唯一、10年連続で200安打以上を達成し、この間、ゴールドグラブ賞を受賞し続けた。 「このようなシーズンを5回も続けた選手は誰もいません。なのに、投票用紙のイチローの名前にしるしをつけないのなら、それをどう論理的に説明するのでしょうか?」(同) さらに衝撃的なデビューにも触れる。イチローは大リーグ1年目の2001年シーズンに242安打を放ち、MVPと新人王のタイトルを獲得した史上2人目の選手となった。 そこでスタークさんはもう一度問いかける。 「地球上で最も偉大な2つのリーグでプレーした誰よりも多くのヒットを打った男は誰でしょう?」(同) ■伝説の「ヒット王」 スポーツニュースサイトSBNationは、「(イチローの名が刻まれた野球殿堂の)銘板はすでに完成しているはず」と、イチローの殿堂入りを確実視する。 その理由として、他のメディアと同様に輝かしい成績を列挙した後、「これらの成績を細かく検討して投票する必要はない」(SBNation)と説く。イチローはもう十分に高く評価されているからだという。 「多くの人々の目に、イチローは『真のヒット王』として映っています。彼の存在はすでに伝説であり、神話なのです」(同) しかし、筆者は満場一致での殿堂入りにはならないだろうという。満場一致が予測されるからこそ、それに反対する人が出るというのだ。 「でも満場一致で殿堂入りするべきです。彼はまさに殿堂入りするために生まれてきたような選手なのですから」(同) 殿堂入りは来年1月21日(同22日)に発表される。7月には、米国野球殿堂博物館があるニューヨーク州中央のクーパーズタウンで殿堂入りのセレモニーが開催される。 Forbes誌は、人口2千人弱の小さな町がスーパースター・イチローの出席で過去最高の8万7千人を上回る人出で賑わうと予測する。 「ファンたちはイチローのスピーチを大統領就任式と同じような厳かな気持ちで聞くのではないでしょうか」(Forbes)