東浦みかん、おいしいよ 福井県敦賀駅で児童が販売
福井県敦賀市東浦小中の児童が11月29日、敦賀駅交流施設オルパークで地元特産「東浦みかん」をPR販売した。大きな声で「東浦みかん、おいしいですよ」と駅利用者に呼びかけ、100袋を1時間ほどで完売した。 同校児童生徒は2015年から地区の活性化に向けたふるさと学習「東浦みかんプロジェクト」に取り組んでいる。年間を通して特産みかんの剪定(せんてい)や摘果、収穫、PR販売をしている。 この日は、小学5、6年生9人がオレンジ色の法被や帽子に身を包んで参加。「甘酸っぱくて実が大きい」といった東浦みかんの特徴や歴史などを紹介する自作のパンフレットを手渡したり、試食を勧めたりしてアピール。自分たちで収穫したミカンを1袋に3個入れ、100円で販売した。6年生の児童は「ミカンを多くの人に買ってもらえてうれしかった。プロジェクトを通して地域の力になれたと思う」と満足げだった。 地元のミカン農家らによると、今年は収穫量が減少する裏年。猛暑などの影響で例年の裏年と比べ収穫量が減っている農家も少なくないという。