知らないうちにやっているかも!?「肌の洗い方、角質ケアの誤解」今すぐ解決!
よかれと思って使っているコスメが、実は肌悩みの一因だとしたら……。美容好きだからこそ生じやすい、「コスメ選びの誤解」をトータルビューティアドバイザーの水井真理子さんが解説。今回は洗いもの&角質ケアの誤解について 皮膚科医監修【肌タイプ診断】あなたの本当の肌質がわかる!
【誤解】角質ケア成分は積極的に取り入れるべき
やりすぎ&コスメの隠れた「酸」に気をつけて! 水井さん 最近は角質をはがす“酸”など、ピーリング成分が入っているコスメが増えているので、よく調べないでコスメを組み合わせていると、いつの間にか“角質ケアのやりすぎ”になっていることがあります。ターンオーバーを早めるレチノールも似たような作用があるので、重ねすぎには気をつけて。日々の角質ケアは、スキンケアステップ全体で1品程度で十分です
【誤解】角質はすぐに溜まるから、毎日しっかり取り除いたほうがよい
日々大量には溜まりません。逆に角質を育てるとバリア機能が高まる人もいます 水井さん ターンオーバーが鈍化しごわつきを感じる人には、正しいサイクルへ戻す角質ケアが有効。ただ、角質は決して悪者ではなく、肌荒れやゆらぎが起こりやすい人にとっては、逆に肌を保護する強い味方という一面もあり、適度に“溜める”と、厚みのある丈夫な肌に。少なくとも、決して毎日たくさん溜まる性質のものではないので、頻繁に取り除く必要はないですよ
【誤解】洗浄力が強い洗顔&クレンジングは毛穴対策ができる
敏感肌の人などは逆効果になることも。注意が必要です 水井さん “毛穴の汚れがごっそり取れる!”といったキャッチコピーに惹かれがちですが、汚れやメイクをごっそりと取る強い洗浄成分は、界面活性剤の作用が強く、肌負担となることがあります。汚れと一緒に肌が持つバリア機能まで落とすと肌不調につながってしまうので、洗浄力が強すぎないクレンジングや洗顔で、日々丁寧に落とすのが大人世代の正解ケアです 撮影/伊藤泰寛 モデル/軍司由稀(VOCEアンバサダー) イラスト/香川尚子 取材・文・構成/佐野桐子 Edited by VOCE編集部
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