SUBARU特別仕様車「WRX S4 STI Sport♯(シャープ)」 を500 台限定で販売
動と静、ふたつの「質感」をより研ぎ澄ますことで「完成形」を目指す
SUBARUのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルは、「WRX S4 STI Sport R EX」をベースとした特別仕様車「WRX S4 STI Sport♯(シャープ)」を限定500台で販売する。抽選エントリーは全国のSUBARU販売店で、1/12から1/28までの期間受け付ける。価格は623万7000円。 【写真はこちら】SIドライブに設定された「S♯」のイメージで考えれば、わかりやすいかも(全8枚) 2020年、名機EJ20型エンジンを搭載した先代「WRX S4」のSTI Sportのコンセプトカー「WRX S4 STI Sport♯(シャープ)」が、限定500台の抽選で即完売したことはまだ記憶に新しい。 令和の時代に再び登場することになった「WRX S4 STI Sport♯(シャープ)」もまた、STI Sportの「動的質感」と「静的質感」をより研ぎ澄ますことで、「STI Sportの完成形」を目指したコンプリートカーである。 その進化を表すために、音楽において半音を上げることを意味する記号「♯」(シャープ)とネーミングされている。SIドライブに設定された「S♯」のイメージで考えれば、わかりやすいかもしれない。 エクステリアでは、クリスタルブラック・シリカ塗装のフロントグリル、小型のトランクスポイラーなどを装着してアグレッシブな造形美に磨きをかけている。一方のインテリアは、ウルトラスエードを使用したレカロシートやルーフトリムなどを装備。色調はブラックで統一させるなど、上質な車内空間づくりが魅力だ。
「Ver.1.5」的にほど良くグレードアップ
動的パフォーマンスで注目すべきは、STI製フレキシブルパフォーマンスホイール(BBS 19インチ)の採用だろう。ステアリング操舵時の車両応答性を高めるために前後で異なる形状とし、タイヤの接地面積を最適化したという。ちなみにタイヤは、ミシュラン製245/35R19サイズのハイパフォーマンスタイヤを装着する。 ほかにも、STI製フレキシブルドロータワーバー、STI製フレキシブルドロースティフナー(フロント、リヤ)や、スバルパフォーマンストランスミッションフルードクーラーなど特別パーツを装備し、専用のチューニングを徹底。操縦安定性の向上と、より上質な乗り味を実現している。 あえて言うなら「Ver.1.5」的にほどよくグレードアップした「走る悦び」を、楽しませてくれそうだ。