子どもが生まれ、親がトヨタの「シエンタ」を譲ってくれるけど「贈与税」が心配。「借りる」なら課税されないの? 注意点も解説
使用貸借の注意点
民法595条で「借主は、借用物の通常の必要費を負担する」と規定されており、贈与税の心配がなくなったとしても費用負担がなくなるわけではありません。自動車保険の内容によっては車の所有者以外には適用されないケースも考えられます。 親から車を借りる場合は加入する自動車保険の内容を確認し、適用範囲外となっている場合は特約を追加したり、別途加入したりすることをおすすめします。 自動車税の支払いも要注意です。自動車税は車の所有者に課されるため、親に納付書が送られます。「実際に使っているのはあなただから支払ってほしい」といわれるケースも考えられるため、トラブル防止のためにもよく話し合っておきましょう。
まとめ
本記事では親から「使わなくなったトヨタのシエンタをあげる」と言われた場合、贈与税は発生するのか、支払わずに済む方法はあるのかを解説しました。 親から車をもらえても、万一事故などが発生した場合に自動車保険が適用されるかどうかは保険の契約内容によります。不測の事態に備えるためにも所有者と使用者が負担する内容や自動車保険の加入状況はよく確認しておくことをおすすめします。 出典 国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税) トヨタ自動車 認定中古車 e-Gov法令検索 民法 総務省 自動車税・軽自動車税種別割 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部