大熊町に原発事故後初の民間ホテルが竣工(福島)
福島放送
コンビニがオープンするなど整備が進む大熊町に、原発事故が起きてから初めて民間のホテルが完成しました。 大熊町役場の近くに完成したホテルは、シングルとツインの合わせて82室があるほか、レストランも兼ね備えています。これまで町には、町営の宿泊施設がありましたが、13室しかなく、出張で来た会社員や一時帰宅の町民などで、客室が足りない状況でした。 町では、JR大野駅近くで商業施設の整備が進むほか、企業の誘致が進んでいて、今後、さらなる宿泊需要が見込まれます。大熊町の吉田淳町長は、「本日竣工を迎えたので、他の町に泊まらなくても大熊町に泊まってもらい、完結するのではないかなと思う。」と期待を示しました。 ホテルを運営する会社によりますと、将来的には、大学などの宿舎や企業の社宅としての活用も検討しているということです。