「一緒に寝入ってしまい、起きたら息子の体は冷たく死後硬直が…」 原因不明の“乳幼児突然死症候群” 遺族の苦しみ、必要なケアは
子どもの突然死をめぐって、日本の医療現場には課題があるという。決まったガイドラインがなく、医師や相談窓口の地域差・病院差が大きいこと、そして解剖率の低さ。遺族を支える「グリーフケア」では“死の説明”が大切だが、そのためには解剖による原因究明が欠かせない。 医師としては「悲しんでいるところに解剖をお願いするのは気が引ける」というが、「原因がはっきりわかることはある。後から遺伝的な問題が判明して、両親や兄弟の病気を未然に防げたケースもある。解剖で原因究明することには恩恵がある」と訴える。 また、グリーフケアが日本国内では不足しているとも指摘。「窓口は9割程度作られているとの調査もある。しかし、多くの相談員は、訓練を受けたことのない普通の自治体職員。そのため、グリーフケアは足りていないとのアンケート結果が出ている」とした。(『ABEMA Prime』より)