「やっとマイナスからゼロに」西日本豪雨でミカンの木を失って…8代続く農家、再生への道のり
被災園地で新たに実を結んだミカン 初収穫の日
そして今月17日。被災したミカン山であの日以来、初めてとなる収穫の日を迎えました。豪雨の2か月後から継続的にミカンボランティアに来ている香川大学の学生の力を借りて摘み取ります。 中島さん: 「いいですね。ここのミカンは傷がないミカンが多いんです。風あたりが少ないのでここは。肌がね、ちょっと初なりでキメは粗いですけど。べっぴんさんですよ」
長男・圭吾さん、妻の恵津子さんもハサミを入れます。 恵津子さん: 「嬉しいです。やっと、マイナスからゼロまで持って行けそうなので」
あの日から6年4か月。ミカン産地再生に向けた大きな大きな一歩です。 中島さん: 「みんなに助けてもらった6年4か月だと思います。まだまだ4、5年はかかると思ってますので、おいしいミカンがなるのに。そこはあんまり欲張らずに。なかなか作ったミカンって胸張れるほど、よう働かんので、できたミカンで頑張りたいと思います」