琴桜関、綱とり決意「全てを懸け臨む」 九州場所V、天童で祝賀会
大相撲九州場所を14勝1敗で制し、初優勝を果たした大関琴桜関(佐渡ケ嶽親方=元関脇琴ノ若・尾花沢市出身=の長男)の優勝祝賀会が25日、天童市の天童ホテルで開かれた。綱とりが懸かる初場所に向けて、「その地位を目指してこの世界に入った。力士人生の全てを懸けて臨みたい」と力強く決意を述べた。 佐渡ケ嶽部屋と琴桜関の両後援会長を務める二藤部洋おーばん社長が「言葉の一つ一つから自信を感じるようになった。古里ゆかりの力士としてこれからも応援してほしい」とあいさつ。琴桜関は「郷土力士のように応援してくれる山形の方々のためにも、来年は綱を山形に持ち帰りたい」と語った。 佐渡ケ嶽部屋の忘年会と合同で開催され、抽選で招待されたファンや同社の取引先などから約400人が参加した。琴桜関はファンからのサインの求めや記念撮影に応じ、激励の言葉をかけられていた。本県関係では三段目の琴ノ藤(尾花沢市出身)、琴羽黒(鶴岡市出身)の両力士も出席した。