デタラメだらけのSNS。シェアする前にフェイクニュースを見極める4つのポイント
SNSはデタラメの宝庫。だって、何でもありの世界だから。 「どんな病気も治すエッセンシャルオイル!」「ヒューストンの高速道路を泳ぐサメ!」などなど。 しかしまあ、どうしてSNSにはこんなゴミがたくさん落ちているのでしょうか。
SNSは、デタラメだらけだと認識する
なぜデタラメな投稿を目にするかといえば、誰かがそれをシェアしたから。 嘘が拡散されるには、もっともらしい必要があります。100%真実とはいえずとも、ヘッドラインを読む2秒間だけ信じさせ、シェアまたはリツイートボタンを押させる何かがあるということです。 SNSで拡散される情報は、友人や家族のほか、フォローすることを自ら選んだ人からの情報なので、つい信じてしまいがちです。(Xをはじめ現在のSNSはフォロワー以外のリコメンド情報もどんどんタイムラインに流れてくる仕様なので余計に注意が必要です) とはいえ、中には信じられない友人もいるでしょう。でも、「あーあ、また太郎が遺伝子組み換え生物について語ってるよ」と言いながらすぐにスクロールしてしまうあなたでも、同じ情報が別の友人からも流れてきたらどうでしょう? そして、3人目からきたら? ヘッドライン自体はまったく変わっていないのに、なぜか真実味が増したように感じられるのです。 イェール大学の研究で、過去に同じものを見たことがある人は、偽のヘッドラインを信じやすいことがわかっています。また、情報サイトChicago Tribuneによれば、悪いアイデアを拡散させるには、小さいグループの中でそれを信じさせればあとは勝手にシェアをはじめることが示されています。 そのグループが火種となり、山火事が広がっていくようなイメージです。最初のうちは燃え移らなくても、グループはいつまでも火種をともしつづけるのです。 SNSのデタラメは、グループ内で議論をしているうちに、組織的に生じる場合があります。一方、ボットやトロールなどの標的を定めたネットワークや、プラットフォームを越えて広告を表示するマーケティングキャンペーンなどで広がることもあります。