医療的ケア児相談窓口を開設 ライフステージに合わせ対応(豊島区)
東京都豊島区(高際みゆき区長)は、医療的ケア児相談窓口を区役所障害福祉課内に10月、開設した。人工呼吸器や経管栄養など、医療的ケアを日常的に必要とするこどもと、その保護者が在宅で安心して生活できるようにするのが狙い。ライフステージに応じて、利用できるサービスや関係機関をつなぐ役割も担う。 対象となるのは、区在住の医療的ケア児当事者とその保護者、各関係機関の支援者。平日の午前8時30分から午後5時まで、電話か来所で相談を受け付ける。 窓口には医療的ケア児等支援コーディネーター(保健師)を配置。利用できる制度やサービスについて案内するほか、関係機関と連携して必要な支援につなげる。 記者会見で高際区長は「医療的ケア児の相談内容は、福祉、保健、子育て支援、学校など多岐にわたる。多職種連携が不可欠なため、一元的に対応できる相談窓口を設置した」と説明した。 同区では、集団保育が可能な医療的ケア児について、受け入れ可能な保育所のうち定員1人を受け入れ枠として設けるなど継続的な支援を行っている。