岡田奎樹、吉岡美帆ペアがパリ五輪代表確実 セーリング新種目・混合470級
◆セーリング プリンセスソフィア杯 第5日(5日、スペイン・マジョルカ島沖) パリ五輪新種目の混合470級で岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)、吉岡美帆(ベネッセ)組が五輪代表入りを確実にした。9レースを終えて総合9位で上位10艇による6日のメダルレース進出を決め、代表を争った他ペアが選考ポイントで逆転する可能性がなくなった。 パリ五輪から男女混合となるこの種目の日本代表は1枠。3月上旬の世界選手権とプリンセスソフィア杯の2大会の順位点を足し、得点が最も低いペアが代表に決まる。岡田、吉岡組は世界選手権で3位。表彰台で与えられるボーナスポイント6点も獲得したことで、今大会で総合11位以内に入れば、選考レース2番手の磯崎哲也、関友里恵(ヤマハ)らの結果に関わらず、代表権が確実となる状況だった。 同ペアはこの日行われた第8レースを8位、第9レースが9位と堅実な戦いを見せ、前日から総合順位を1つ上げた。スキッパーの岡田は日本連盟を通じ「今回はメダルレースに残ることを目標にしていました。苦戦する場面もありましたが、結果的にメダルレースの残ることができたのは良かったと思います」とコメント。クルーの吉岡は「軽風から強風まで様々な風域の大会で、男子に競り負けることもありました。次に向けてそこをしっかり強化していきたいです」と振り返った。 岡田、吉岡組はパリ五輪を見据え、21年東京五輪後にペアを結成。昨年の世界選手権とプリンセスソフィア杯で優勝するなど実績を残し、パリ五輪ではセーリング日本勢初の金メダルが期待される。
報知新聞社