限定版コラボ商品で「ザルファ世代」を攻略…韓国ビューティ業界
【11月26日 KOREA WAVE】韓国ビューティー業界が限定版グッズの発売や異業種との斬新なコラボレーションを通じてブランド競争力の強化を図っている。トレンドに敏感でコレクション価値が高い商品を求めるザルファ(Z+α)世代のニーズを満たしながら、ブランド認知度の向上を狙う動きだ。 韓国のオンラインファッションプラットフォーム「ムシンサ」によると、同社のビューティー部門で今月18日から発売された「イニスフリー」とデニムカジュアルブランド「リー(LEE)」が共同企画したウィンタースペシャルエディションが人気を博している。両ブランドが手掛けた「コーデュロイ・ウィンターバッグ」と「フィンガーホール手袋」はムシンサビューティー限定商品で、特別感が高いアイテムだ。 また、ムシンサビューティーは今月初めにアモーレパシフィック傘下のビューティーブランド「ヘラ(HERA)」と、韓国のデザイナーブランド「LUV IS TRUE」がコラボしたバッグを、一定金額以上の購入者にプレゼントするイベントも実施した。 さらに、デザートやキャラクターなど、異業種とのコラボ商品も目立っている。スタイルコマースプラットフォーム「zigzag」を運営するカカオスタイルは、限定版コラボレーション商品を取り扱う新サービス「zigzagキャッチ」を開始。このサービスでは、ビューティーブランド「ピア」とデザートスタジオ「ハッピーパピーハウス」が共同企画した「ハッピーパピーエディション」を独占販売し、期間限定の希少なショッピング機会を提供している。 キャラクターをテーマにした特別エディションも注目されている。強固なファン層を持つキャラクターとのコラボは、ブランドへの忠誠度が高い消費者を引き寄せる効果がある。化粧品ブランド「マニョゴンジャン(魔女工場)」は、ミュージカル映画「ウィキッド ふたりの魔女」とのコラボで、限定版5種類を今月15日にリリース。ブランドの人気商品にウィキッドの登場人物である「エルファバ」や「グリンダ」のキャラクターを取り入れた。 また、メイクアップブランド「BANILA CO」は、9月にサンリオの人気キャラクター「マイメロディ」とコラボした限定版を発表した。 ビューティー業界の関係者は「ビューティーブランドとプラットフォームが多様な業種との限定版商品を発売することで、Z世代の購買意欲を刺激している」と述べ、ファン層拡大とブランド認知度向上の両立を図るコラボレーションは今後も継続するとしている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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