採択21団体、意気込み披露 三重・松阪市制施行20周年記念事業
キックオフイベントを開催 「松阪の良さ伝えたい」
三重県松阪市は13日午後4時半から本町の市産業振興センターで、来年の市制施行20周年の目玉イベントとして2025(令和7)年1月から始める「市民公募による記念事業」のキックオフイベントを開いた。採択された21団体の22事業のうち20団体から41人が参加し、それぞれが意気込みなどを発表し、事業への機運を盛り上げた。 事業は市民のシビックプライドや一体感の醸成を目的に市民や団体に公募し、35の応募があった。各事業は市直営ではなく応募者が実施し、市は主に▶実施事業に対する経費の一部補助▶市制20周年記念事業名義などの使用▶市の広報誌、ホームページ、SNSなどによる周知──などで支援する。 今回は来年1月からの記念事業開始を前に、市制20周年への思いを全員で共有することで事業の盛り上げにつなげようと開催した。 この日は、市担当者から補助金申請や実績報告などの手続きについての説明が行われた後、各団体の代表者らがステージで発表。「松阪肉旅キャンペーン」事業を手掛ける松阪観光協会は「肉の町をアピールしてたくさんの人に松阪に来てもらえるようにしたい」とした。また、クラシックギターの普及に取り組む松阪ギター音楽協会は「松阪出身で日本のギター製作の第一人者の故・中出阪蔵さんの出身地の松阪をギターの町にしたい」として「20周年の機会に何かできることがあれば」と事業に手を挙げたなどと語った。 竹上真人市長は「20周年事業は皆さんの力を借りて行う。多くの市民に参加してもらうことでシビックプライドを醸成し、将来を担う子供たちにも松阪の良さを伝えていけるよう1年間よろしくお願いします」とあいさつした。