公務員志望者必見!「地元志向80%時代」に求められるスキルを150字で解説【外食・ホテル業界動向も】
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2025」の「親子で選ぶ『自分に合った』業界&働き方 企業選び編」を転載したものです。 業界の最新動向や注目すべきキーワードを把握し、求める人材の特徴を知ることは、志望企業を絞り込むために大いに役に立つ。入社後のミスマッチを防ぐことにもつながるだろう。企業分析のプロたちの視点を取り入れて業界研究を充実させよう。業界の現況と展望を約150字でサクッと解説する「業界150字解説」全3回の(下)では公務員、外食、ホテルの3業界を取り上げる。(取材・文/ダイヤモンド・ライフ編集部) >>業界150字解説(上)、(中)を読む ● 公務員 公務員業界は地域貢献の意識が高まり、特に地方公務員の人気が上昇中。2022年の全国公務員志望者調査では、地元愛を重視する志望者が80%を超えた。 国家公務員は広範な業務を担うが、業務の多様化に伴い、デジタルスキルの重要性が増す。業界全体が変化に対応できる人材を求め、特に育児支援や防災への感度が求められている。 (立教大学キャリアセンター 藤澤瞬氏への取材を基に構成) ● 外食 外食市場は28年にコロナ前の99%まで回復する見込み。ファストフードはテイクアウト需要が高まり、ドライブスルーも好調だが、ファミレスは苦戦中。特に高価格帯飲食店は需要が増加している。 就活生は、業態のトレンドを把握し、各チェーンの特色やメニューを調査することで、志望動機に具体的な内容を盛り込むといい。 (富士経済 コンシューマービジネス事業部 松田壱成氏への取材を基に構成) *外食業界は「松屋、コメダなど絶好調企業のあおりを食らう業態も……“二極化”進む外食の『コロナ後遺症』脱出事情」でも詳しく取り上げています。 ● ホテル ポストコロナで復活し、24年には訪日外国人数が3500万人に迫る見込み。客室稼働率と客室単価はコロナを超える勢い。外資など高級ホテルの開業も進む。 人手不足が続く中、接客の現場だけでなく経営幹部候補としての採用も強化されている。就活生はインターンシップで経営者目線を養い、ホテル事業全般の理解を深めることが重要だ。 (立教大学観光学部特任教授 沢柳知彦氏への取材を基に構成) *ホテル業界は「ホテル完全復活、猫の手も借りたい忙しさで「スキマバイト」が過熱する人材不足の現場」でも詳しく取り上げています。 各業界の詳細は連載「親と子のための業界・企業研究2025」で公開を予定しています。
ダイヤモンド・ライフ編集部