ごみ排出量の少なさ“日本一” 長野県が目指す「800グラムの壁」突破
環境省の調査によると、2014年度の全国のごみ総排出量は4432万トンで東京ドーム119杯分。総排出量は2004年度の5338万トンから減少傾向を示し、1人1日当たり排出量も2004年度の1146グラムから減り続けています。しかし関東、中部ブロックなどでは最終処分場の確保が十分できずに、ごみをその地域の外に持ち出して処分せざるを得ない状況が続いていると指摘。またリサイクルされたごみの総量は市町村や住民団体による回収が913万トンに上るものの、リサイクル率は20.6%と、ここ数年横ばい状態が続いています。ごみ削減、リサイクルの道は多難とも言えます。
----------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者を経てライター。この間2年地元TVでニュース解説