ちびっこ魔女がホウキで郵便配達するアドベンチャーゲーム『ミカと魔女の山』が面白そう。アニメーションで描かれる自然豊かな世界をゆったり飛行しながら「壊れたホウキの修理代」を集めよう【TOKYO SANDBOX 2024】
「かわいいアドベンチャーゲーム」って……いい。忙しない毎日の中でかわいらしい世界観と心温まるシナリオに触れる時間は、癒しを与えてくれる。今回紹介する『ミカと魔女の山』も、そんなゆるりとしたキュートな作風が特徴的の作品だ。 【この記事に関連するほかの画像を見る】 実は本作、そんな可愛らしいビジュアルやゲーム性が話題を呼び、2023年の2月ごろに行われたKickstarterキャンペーンでは日本円にして2億円以上を集めた注目作だ。 遊んでみると、終始ワクワクが止まらないマップ探索やミッションの数々。クエスト間の移動でさえ「楽しさ」を感じさせる魅力が詰まっていた。 ということで本稿では6月22日に秋葉原で開催された「TOKYO SANDBOX」にて、発売前の『ミカと魔女の山』を一足先にプレイする機会を得たのでその模様をお届けしていく。 文/cookieP ■魔法のホウキに乗って郵便配達。依頼をこなして「壊れたホウキの修理代」を稼ごう 『ミカと魔女の山』は大きな山が真ん中にそびえたつ孤島を舞台に、「配達員」として困った村の人たちに荷物を届けていくオープンワールド形式のアドベンチャーゲームだ。 赤髪の小さな見習い魔女・ミカは、魔女のミランダによって一人前になるための「最初のレッスン」と称して自分の力で山頂まで登るよう告げられる。 そのままの勢いで、魔法により孤島に飛ばされてしまったミカ。ホウキを壊してしまい、持っていたアイテムはマップ内に散乱してしまうという大ピンチに陥る。 しかし、幸いにもホウキは本来の力は発揮できないものの飛行できる力を残していたため、近くにあった村で「郵便配達」の仕事を請けてホウキを直すための修理代を稼ぎ、山頂を目指していくことになる。 ■忘れ物の配達からホウキで魚釣り(?)までユニークな配達依頼。魔法のホウキでの「移動する楽しさ」と、徐々に探索範囲が広まっていく「成長の楽しさ」 試遊では、そんなミカの最初の3件のクエストを体験可能であった。息子の忘れた弁当箱を届けるものから、魚を捕まえて見せるといったものまで、バラエティ豊かな依頼となっていた。 ちなみに、釣り竿がないこの世界での魚を捕まえる手段はなんと「ホウキ」。取っ手の付いた金魚鉢をホウキの先端に垂らすことで、海で泳いでいる魚をすくい上げて捕獲するのだ。本作ならではのユニークなクエストクリアの手段も特徴的であろう。 ここまで読んでくださった方の中には、本作に対して「おつかいクエスト」の側面を強く感じるかもしれない。 しかし、そうではない。「おつかいクエスト」と聞くと単調な作業というマイナスイメージが強いが、本作ではクエストをクリアすることでホウキが修理でき、探索エリアが拡大していくという大きな変化が伴う。 ユニークで動的なクエストや、ギミックでプレイヤーを飽きさせることなく楽しませてくれる。これを例えるならば『A short Hike』で羽根を集めて山を登っていく作業と似ているような印象で、ゲームが進行してもワクワクとした新鮮味のあるゲーム体験が楽しめそうな印象だ。 また、本作のメインである「飛行」自体が楽しいというのも欠かせない魅力だ。本作ではスピード感のある飛行よりは、安定感を重視したどっしりとした乗りこなしが特徴。 バランスの取れた飛行が可能なことで、アニメ調で表現される色鮮やかで風光明媚なロケーションの数々を飛行中にたっぷり堪能することができる。そしてこれが、クエスト間の移動における「楽しさ」に繋がっているように感じられた。 『ミカと魔女の山』はPC(Steam)および、Nintendo Switch、PlayStation 5で2024年内に配信予定。Steamにおいてはすでにストアページが公開されており、スクリーンショットも確認できるため、本作に興味があればあわせてチェックいただき、ウィッシュリストに追加して続報を待とう。
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