官公庁も仕事始め!新潟県知事“巳”年は“実”のある年に「様々な課題で成果実る一年にしたい」 新潟市長は地震対応を呼びかけ「一日も早い復旧・復興へ」
NST新潟総合テレビ
官公庁でも新たな一年が始まりました。新潟県の花角知事は今年の抱負を『実』という一文字に込め、「様々な課題で成果が実る一年にしたい」と述べました。 【松村道子キャスター】 「県庁も1月6日が仕事始めです。年始の挨拶を交わしながら、続々と職員が集まってきます」 去年は、元日に発生した能登半島地震を受けて、防災服の職員が多かった県庁の仕事始め。今年は和服姿の職員も見られるなど、穏やかなスタートとなりました。 花角知事は約200人の職員を前に… 【花角知事】 「県の魅力を発信する中で、多くの人を県内に呼び込み、地域の経済社会を活性化していく、交流人口の拡大にしっかり取り組む。これも今年、意識していただい」 このほか、この一年、防災・減災や若い世代を呼び込む魅力的な仕事づくりなどについても意識を高く持ってほしいと呼びかけました。 続く年頭の記者会見では、今年の抱負を問われ… 【花角知事】 「己(年)は“実”に通じるということで実になる、果実の“実”。その字を今年の漢字にしたい」 このように述べて、公的病院の経営問題や運休が続く米坂線、少子化など、山積する課題で成果が実る1年にしたいと述べました。 一方、自身の態度を明らかにしていない柏崎刈羽原発の再稼働をめぐっては。 【花角知事】 「(Q.今年中に知事が何らかの決断をする?)そこは分かりません。なんとも言えない。(判断)材料があり、その中で議論が深まり、県民の気持ちは固まっていくと思っているが、どのタイミングでそうしたものを確実に、私としてそれを判断できる状況になるのかというのは、繰り返しだが、今の時点では見通せない」 一方、新潟市役所では、中原八一市長が能登半島地震への対応について職員に改めて呼びかけました。 【新潟市 中原八一 市長】 「引き続き、今年も地震対応は市役所が取り組む大きな柱となる。一日も早い復旧・復興の実現に向け、誰一人取り残さないよう着実に歩みを進めなければならない」 また、復旧・復興に向けて、住民に対し分かりやすく、できるだけ早く見通しを示す必要性を強調した中原市長。 一方で、3月には上所駅が開業し、夏休み明けをめどにすべての中学校で給食が始まることから、新たな事業のスタートに期待を込めました。
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