阪神2軍先発・西純が7回無失点の好投 和田2軍監督「純矢らしいピッチングができた」
◇ウエスタン・リーグ 阪神7-4くふうハヤテ(2024年5月5日 甲子園) ウエスタン・リーグで、阪神2軍がくふうハヤテに勝利した。先発した西純矢投手(22)が7回無失点9奪三振と好投。打線も2回に打者一巡の猛攻で7点を奪った。最後は湯浅が3人で締め、ゴールデンウイークでにぎわった甲子園球場を沸かせた。 以下、和田2軍監督の一問一答。 ―西純は球が走っていた 「今日は立ち上がりから純矢らしいというか。強い球がいってたよね。で、向こうがちょっと早打ちというかファーストストライクからどんどん打ってきたということもあって非常に球数も少ない中で、7回までそんなにピンチもなく、純矢らしいピッチングができたね」 ―追い込んでからしっかり奪三振も 「今日はフォークも落ちていたし、スライダーもコントロールできていた中で基本の真っすぐというところが力強さが出ていたので、よかったんじゃないかな」 ―だいぶバッターと勝負できるようになってきた 「いやいやいや、ずっと悪いことはなかったけど、悪いことないで止まっていたら1軍が見えてこないんでね。もうほんとに状態を良くして、順番を待つぐらいの気持ちじゃないといけないので。今日ぐらいのピッチングを続けていかないといけないよね」 ―2回に集中して攻め立てられた 「まあね、そういう集中力が出た2回だったけど、そのあとだよね。チャンスらしいチャンスもね、つくれなかったのでそこがね。次の1点というところ。取れなくても、やっぱり得点圏にランナーを進めてチャンスをつくるというね。それがないとこういう苦しい試合にね、勝っても苦しくなるんでね。そこらへんは、これはもう1軍もファームもないのでね。やっぱり試合の流れというものがあるので。そこはちょっと、今日はできなかったかな」 ―野口は復帰後初打点。昨日から守備に 「野口の持ち味はバッティングなので。ちょっと休んでたっていうかね。ゲームから離れていた期間があったので、やっぱり実践ね、どれだけ打席に立ってっていうところで昨日初めて守備にもついて、もうこれでこう何の制約もなくプレーできるのでね。今は、今日もヒットは出たけど、まだ野口のバッティング、スイングからしたらまだまだ物足りないというか。もっともっとできる選手だと思うんでね。ただ、その中でバッティングだけの選手には絶対なってほしくないので守備、走塁というところもね。しっかり勉強というか実践しながら3拍子に近づけるぐらいの選手になってほしいね」 ―7回から百崎が初守備 「うん、そうだね。百崎の方ももうほんとに徐々にっていうか、120%じゃないかもしれないけど、それに近いところまでは来ているので。まあまあいろんな条件が重なってのポジションだったけどね、今日はね。守れるようになると、打席数も増えてくると思うので。もうこれからじゃないかな。明日(6日)からの遠征は置いていくけど、帰ったあたりにはね。打って、守って、走ってっていうところがね。そこに近づいてくると思うのでね。3日間、しっかり守備をやって、スローイングは修正して、打ち込んでっていうね、有意義に使ってほしいな」 ―甲子園3日間が終了。選手に何か伝えた 「ここでね、甲子園球場で試合ができて気持ちも入ってたと思うし、これだけのファンの皆さんの前でプレーできるっていうね、その喜びも味わったと思うし。昨日も言ったけど、もう1回ここで野球をやるんだっていう気持ちを持って明日以降もしっかりやろうと。そういう話はしたけどね」 ―最後に湯浅が登板したのもその意味を込めて 「うん、そういうシチュエーションというか、展開になったっていうのはあるんだけどね。一昨日も投げているけど、甲子園のマウンドっていうところでやっぱり気持ちも違うと思うし。もう今、徐々にではあるけど投げるたびに球も良くなって、変化球のキレも出てきているのでね。もう一息じゃないかな」