【ボートレース】大村SGはセット交換禁止!薮内瑞希が内規違反で即刻帰郷処分 / ボート界7月の重大ニュース
・新幹線運休はボート界にも影響 ・山口高志が酒気帯び運転で現行犯逮捕 ・7月の引退選手 ・選手の負傷情報 ・薮内瑞希が内規違反 ・大村はセット交換禁止措置 4909 薮内瑞希(岡山)のプロフィールはこちら
新幹線運休はボート界にも影響
7月22日未明に蒲郡市付近で発生した東海道新幹線の保守用車両衝突脱線事故の影響で、この日は名古屋、浜松間が終日運休となるなど、ダイヤが大きく乱れて25万人の足に影響が出た。この日が前検日だった平和島では出場43選手中、7人が定刻通りに到着できなかった。 平和島ではすでに到着していた36選手で前検作業が行われ、1時間遅れで到着した中村有裕と香川陽太は2人だけでその日のうちにS特訓を行った。残る5選手は初日の23日に前検作業を行い、レースには2日目からの参戦となったが賞典除外にはならず、優出の権利は残された。 平和島では11年2月の56周年でも大雪のため電車が動かず、前検日に到着できなかった中島孝平が2日目からレースに参加、オール2連対の予選トップ通過から優勝を飾ったなんてこともあった。
山口高志が酒気帯び運転で現行犯逮捕
7月10日午前11時頃、唐津市内で酒気帯び運転で信号機に衝突した佐賀支部の山口高志(92期)が現行犯逮捕された。山口は前日の9日まで地元の唐津に出場しており、最終日まで走り終えた翌日の出来事だった。警察の調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めたと報道され、7月18日に引退届けを提出した。
7月の引退選手
7月は次の6選手が引退した。 3044 三宅爾士(福井63歳50期) 3243 佐野隆仁(大阪60歳58期) 3537 田山和広(福岡56歳69期) 3709 田中浩之(山口50歳74期) 3693 栢場優子(東京53歳74期) 4222 山口高志(佐賀42歳92期) 三宅爾士さんは北川幸典らと同期。4年目からA級に定着し自己最高勝率は98年前期の7.74。この期は13優出6優勝と荒稼ぎした。SGには4回出場。GIは2回の優出があり、91年2月近畿ダービーで初優出初優勝した。通算成績は8557走で勝率5.85、1587勝、優出217回、優勝31回。生涯獲得賞金は約8億4363万円。現役最後のレースは3月13日の津。 佐野隆仁さんは三角哲男らと同期。故・横山やすしさん(漫才師にしてアマチュアボートレーサー)に弟子入りしたことがきっかけでこの世界に入り、A1級には12期昇格。SG出場やGI優出はなかったものの、一般戦強豪クラスとして活躍した。選手会の近畿地区理事を2年間務めた後、14年6月から4年間、上瀧和則会長の下で専務理事として裏方で活躍、18年7月に実戦復帰した。通算成績は7220走で勝率5.37、1519勝、優出142回、優勝25回。生涯獲得賞金は約6億4983万円。現役最後のレースは6月18日の丸亀。 田山和広さんは太田和美らと同期。競輪選手を目指して吉岡稔真らと練習していた時期もあったそうだが、こちらの世界に転身。ペラは植木通彦グループに所属している時期もあった。A1級昇格はなかったがA2級は15期で自己最高勝率は06年前期の5.68。通算で24回の優出はあったものの、優勝なしのまま引退。現役最後のレースは6月26日の地元芦屋。 田中浩之さんは守田俊介らと同期。98年後期に5.60の自己最高勝率を残して1度だけA2級に昇格がある。優出は4回あったが優勝はなし。現役最後のレースは6月26日の常滑。 栢場優子さんも守田俊介らと同期。最低体重制限のルール前は女子の中でも軽量級。02年後期には6.16の自己最高勝率を残して1度だけA1級昇格も果たした。レディースチャンピオンには13回の出場があり、優出も2回。通算では36回の優出で3回の優勝がある。現役最後のレースは7月13日の浜名湖。