【40代・50代の骨盤を整える「床バレエ」⑥】床バレエで腰のつまりを取って、つらい腰痛がラクになる!
いつも腰が痛い、重いと感じている人は、腰の筋肉が硬く緊張している可能性大! 腰の筋肉を奥からじっくり伸ばす床バレエを習慣にすれば、腰周りがほぐれて痛みを感じにくくなる。特に朝起きてベッドの中で行えば、腰も肩も軽くなって、目覚めもすっきり! 「床バレエ」を考案したバレエ王子・竹田純さんに、腰痛・肩こりが改善する「腰伸ばし」を教えてもらった。
腰痛・肩こりが改善する! 腰伸ばし
腰を背骨からひねるように意識すると、緊張している腰やお尻の筋肉がじんわりとゆるんでくるのを実感できるはず。ここがほぐれると腰痛や坐骨神経痛の症状がラクになる。また、指先を遠くに伸ばすように腕を動かすと、肩周りの筋肉もほぐれて、肩こりの予防にも!
1.あお向けで左膝を立てる あお向けになり、両膝を立ててそろえる。両腕は体から離すように大きく広げて、手のひらは上に向けよう。
2.左膝を倒して右足を左膝の横に 左膝を外側に倒したら、右足を左膝の横に置く。
3. 腰をひねって左手で右膝をおさえる 腰を背骨から左にひねって、右膝を倒して左手で抑えよう。右腰が伸びたところで15秒キープ。左膝は無理に倒さずに倒せるところまででOK。
4. 上体を左に倒す 右腕を左遠くに伸ばすようにしながら、上体を左に倒す。
5. 右手を左肩、鎖骨、左肩の順に沿わせて動かす 右手を左肩、鎖骨、右肩の順になでるようにしながら胸を開いていく。
6.右腕を横に伸ばして首も右へ 右腕を右横に伸ばして、目線は右の指先へ。今度は右肩、鎖骨、左肩の順に右腕を体に沿わせながら4の姿勢に戻る。1~6を5回行ったら、反対側も同様に。
「右腕を横に開いたときに肩が床から大きく離れる人は、無理に腕を横に開かないで。右肩に手をのせるところまでで腕の動きを止めましょう。無理に行うと腰を痛めてしまうので注意!」(竹田さん)
【教えてくれたのは】 竹田純さん バレエダンサー・フィットネストレーナー。一般社団法人床バレエ協会代表。パリでクラシックバレエやコンテンポラリーダンスを学んだ後、フランスをはじめヨーロッパのバレエ団で活躍。現在、指導者としてSNSやYouTubeで床バレエの情報を発信。著書『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』(講談社)も好評 撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木村三喜 取材・原文/山本美和