東農大対駒大　勝利し喜ぶ東農大ナイン（撮影・柴田隆二）

＜東都大学野球：東農大6－2駒大＞◇1、2部入れ替え戦◇第2日目◇26日◇神宮 　2部優勝の東農大が1部6位の駒大に16安打6得点と、打撃で圧倒。1勝1敗とした。 　初回、主将の和田泰征内野手（4年＝習志野）の一打で波に乗った。2死一、二塁で「今日はウチが最初にペースを握って、そのまま離さないようにしようとチームで話しました」と、しぶとく右前に打球を運び相手捕手の失策も絡み1点を先制すると、チームは波に乗った。2回には、1死一、三塁から古川朋樹内野手（4年＝神村学園）の右前適時打、仲間裕也捕手（4年＝東邦）の中前適時打でこの回、2点を追加。4回には、1死一塁から古川の左越え2ランで、駒大を引き離した。 　投げては先発の近藤想真投手（4年＝新潟第一）から松村力投手（4年＝敦賀気比）、岡部大輝投手（2年＝聖望学園）とつなぎ、逃げ切った。 　前日の試合ではわずか2安打で敗戦。和田は「今日はストライク、ボールにかかわらずどんどん積極的に振っていくっていうのをチーム全体でやってました」と修正。つなぎの打線で得点を重ねた。 　1勝1敗で向かえる27日は、31年ぶりの1部復帰をかけ戦う。北口正光監督（57）は「1部、2部の差があるというのはかっこ悪い。まずは1勝できて、2部優勝として恥ずかしくない試合ができたんじゃないかと思います」と、この試合を大きな自信に変え、明日に向かう。「2部優勝のプライドをもって、みんなでバットを短く持って1イニング目からキッチリ入っていきたいと思います」。今日の1勝を弾みにする。