卓球・早田、陸上・桐生、柔道・出口姉妹がパリ五輪報告会で感謝!
8月20日・日本生命丸の内ビルにて『パリ2024オリンピック チームニッセイ 報告会』が行われた。『パリ五輪』で卓球女子シングルス銅メダルと女子団体銀メダルを獲得した早田ひな、男子4×100mリレー5位入賞を果たした桐生祥秀、柔道女子57kg級金メダルの出口クリスタ、同52gk級にカナダ代表として出場した出口ケリーが登場し、感謝の念を口にした。 【PHOTO】早田ひな、桐生祥秀、出口クリスタ、出口ケリー 早田「私は4歳から卓球をはじめて20年目に『パリ五輪』に出場できた。これまで支えてくださった方の思いを背負ってパリに入ったが、シングルス準々決勝の後で左手を痛めてしまって、できることは限られてしまった。準決勝も『最後まで試合ができるかな』と思ったが、それでもコートに立つことに……思い出すだけで涙が出ちゃうのですけど……。『コートを立つことに意味があるのかな』とその時は思ったので、準決勝0-4で負けてしまったが、最後までプレーできて、その後治療でたくさんの方に助けていただき、3位決定戦、みなさんのおかげで取れた銅メダルだと思っている。その後の団体戦もチームメイトふたりに助けられて取れた銀メダルだと思う。パリで取ったふたつのメダルは目標にしていた金メダルには届かなかったが、支えてくださった方のためにがんばることができたメダルだと思うのでやり切った気持ちが強い。この2枚のメダルになって悔しい気持ちもあるので、次こそはみなさんの夢を背負って、自分自身より突き詰めて金メダル取りたいと思うので、みなさん熱い応援をよろしくお願いします」 桐生「はじめての五輪のリオは、うれしい五輪になって、次の東京では悔しい五輪になって、今回はバトンは回ってきたが、メダルを持ち帰ることはできなかったので、4年後のロスは挑戦できるタイミングがあればもちろん挑戦したいし、自分自身の力をまだまだ出して、みなさんに喜んでもらえるような走りをしたい。この4年間は簡単ではないと思うが、挑戦したいと思っている。『リレーは桐生がしっかり3走を走ってメダルを取る』ということを覚えてほしいし、個人的には100mで勝負して、『やっぱり日本の桐生は100も速いぞ』ということをみなさんにもう1回見てもらえるようにがんばりたい。これからも応援よろしくお願いします。そして『パリ五輪』の応援、ありがとうございました。」 クリスタ「たくさんの応援ありがとうございました。2018年に入社して、五輪で金メダルを取ることを目指してがんばってきた。『東京五輪』は世界ランキング1位でありながら、選考会で負けて、出場することは叶わなかったが、もう一度がんばりたいと『パリ五輪』までがんばってきた。試合自体は自分自身納得のいくものではなく、運もあったかと思うが、延長の苦しい時にみなさんの応援が聞こえた気がする。『東京五輪』からの3年間は自分としては本当に長く感じた3年間だった。その中でもたくさんの方に応援していただいたから、今回の金メダルがあると思う。本当にありがとうございました」 ケリー「まずはじめにたくさんの応援、ありがとうございます。私は初戦敗退という悔しい結果に終わってしまったが、五輪という大舞台で戦えたことをうれしく思う。階級を変えて目指したこの3年間、思い返せば、うれしいことよりも悔しいこと、しんどいことが多かったと思うが、みなさんの応援やサポートのおかげで最後までがんばることができた。本当にありがとうございます。私はメダルを獲得できなかったが、今後も全力で一生懸命、その一生懸命を楽しむ気持ちを忘れずにがんばっていくので、引き続き応援よろしくお願いします」 報告会後の囲み取材で、早田は今週末開幕する『ノジマTリーグ 2024-2025』、桐生は来年東京で行われる『東京2025世界陸上競技選手権大会』へのコメントを求められと、ふたりは次のように答えた。 早田「久々に日本生命のチームメイトに会えて、メダルを見せて喜んでもらってうれしい。まずは安静にしないと治らないと言われたので、言われた通りに治療をするしかない。まだどの試合に出られるか、どこから復帰できて、いつから練習できるか全く決まってはいない。まずは目の前の治療やケアなどできることをとにかくやる感じ」 桐生「来年『世界陸上』が国立であるので、『東京五輪』は無観客だったので、来年この舞台にしっかり出られるように、選考会もあると思うけどしっかり結果を残していきたい。そして4年後、1年1年やっていく先にロスを目指せる立場だったら目指していきたい。最近、自己ベストを出せてない。世界は0.1秒くらい上がっているので、少しずつ成長するくらいでは戦えない。練習メニューやいろいろなことを変えていって勝負しないといけない」 『ノジマTリーグ 2024-2025』女子開幕戦・木下アビエル神奈川×日本生命レッドエルフは8月25日(日)・国立代々木競技場 第二体育館にて開催。開幕戦の模様はBSテレ東にて録画放送。 『東京2025世界陸上競技選手権大会』は2025年9月13日(土)~21日(日)・国立競技場にて実施。公式チケット販売サイトにて9月20日(金)までファンID登録者限定のチケット先行販売、チケットぴあサイトにて10月31日(木)までチケット先行販売。